ソウル・ワールドカップ・スタジアムはソン・フンミンにとって第2の故郷のようなものだが、水曜夜に行われたチームKリーグとのクーパン・プレーシリーズ第1戦にスパーズの白いユニフォームで登場した地元の英雄は、いつもとは何か違う気持ちだったと語った。
6万4000人のファンが詰めかけた熱狂的な雰囲気に包まれたスタジアムという、韓国代表のキャプテンであるソニーにとって最高の舞台が用意された。そして後半にピッチに投入されたソニーは、PKとキーパーとの1対1を冷静に決める2ゴールを当然のように記録した。1-1でハーフタイムを折り返したこのプレシーズンマッチは波乱の幕開けとなったが、さらに45分を経過して6-3で終了した。
ハリー・ケインも2ゴールを挙げ、この夏、最強のコンビが始動した。前半、エリック・ダイアーが25ヤードの距離から見事なシュートを決め、試合を盛り上げたが、チームKリーグはその直後に同点に追いついた。後半に入ると、オウンゴールによって再びリードし、2-2、3-2、4-2、4-3とスコアが激しく動いたが、その後はスパーズがリードを広げていった。
この試合は、このツアーで得たものをピッチで表現した完璧なスタートとなったと言える。
試合後にSPURS PLAYのインタビューで、「スパーズの選手としてソウルでプレーするのはいつもとは違うと感じるか」と聞かれ、ソニーはこう答えた。
「100%違うよ。代表でプレーするときは、ここはナショナル・スタジアムだから、代表と試合をするときはすべてが赤一色なんだ。トッテナムのファンは、そんな色のは着たくないだろうけどね!今日はスタジアム全体が白で統一されていて、信じられなかったよ」
「これだけ多くのファンが集ってくれて、僕を応援してくれたのはとても名誉なことだし、あのPK、みんなが僕のことを見ているから蹴りたくなかったし、大きなプレッシャーだったね!」