「アントニオ・コンテの秘蔵っ子」獲得でトッテナムはリバプールにルイス・ディアス争奪戦のリベンジなるか?

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Football London/Emma de Duve

トッテナムはこの夏、まだいくつかの補強をする可能性があり、ルイス・ディアス争奪戦と同じ轍を踏むことなく、リバプールと競合する補強ターゲットの獲得を成功させるかもしれない。

2022/23シーズンの開幕まであとわずかとなり、プレミアリーグの各チームはこれから始まる重要なシーズンに向け、戦力を整えているところだ。アントニオ・コンテはすでにトッテナムに6人の新戦力を迎え入れ、これまでに3人が退団したが、今後も続々と移籍を成立させていく予定だ。

この6人の新戦力はすべて、これまでの3度のプレシーズンの親善試合でスパーズのユニフォームを着てデビューを果たしている。イタリア人は今、2022/23シーズン開始前の最後の試合として、ジョゼ・モウリーニョ率いるASローマとの対戦に向け、準備を始めているところだ。

しかし、移籍マーケットはまだ1ヶ月以上残っており、まだ多くの取引が成立する可能性がある。その中にはニコロ・バレッラのノースロンドンへの移籍も含まれているかもしれない。

ハリー・ウィンクスが今夏に退団すると前提で、現在のセントラル・ミッドフィルダーにはカルテットを揃えている。コンテは、マリ代表のビスマに加え、ピエール・エミール・ホイヴィア、オリヴァー・スキップ、ロドリゴ・ベンタンクールでローテーションをしながら、ポジション争いによって切磋琢磨させることになる。

まさに強烈な陣容から選手選考をすることになるが、それでもトッテナムは世界各国のスカウト網を生かした選手獲得を止めることはないだろう。昨シーズン、バレッラはインテル・ミラノで35試合に出場し、16ゴールに貢献をしている。

この25歳のミッドフィルダーはコンテのもとでプレーした経験があり、その厳しい選手マネージメント手法が選手に何を期待しているものかを熟知した選手であろう。バレッラは、過去にイタリアのメディアから絶賛され、そのクオリティを際立たせている。

Gazzettaはニコロ・バレッラについて次のように書き立てている。

「守備のカバー、リカバリー、深い位置からの攻撃の組み立てといった彼の仕事は、あまりにも尊いものだった。どちらかといえば、彼の交代の原因は疲労のためであろう」

「チームは彼の攻撃的なクオリティをすべて発揮させているわけではない、というのが実感だ。バレッラは受け取ったものよりも与えたものの方が多い。いずれにせよ、主人公であり、チャンピオンにふさわしい選手だ」

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