【先発予想】フラム戦のスタメンはどうなる?有力記者3名が描く「再起」の異なるシナリオ

日曜日にクレイヴン・コテージで行われるフラム戦に向け、トッテナムの先発ラインナップに大きな注目が集まっている。football.londonの2名の記者(アラスデア・ゴールド、ライアン・テイラー)と、イブニング・スタンダードのサム・タブトーが、主力の復帰に伴う戦術的な変化を予測した。暫定の指揮を執るイゴール・トゥドールにとって、この第2戦は「本来の力」を試す真の初陣となる。

POINT

ペドロ・ポロとケヴィン・ダンソが先発復帰の見込み。パリーニャを中盤へ戻すことが可能に
ソランケとコロ・ムアニの「同時起用」が最大の焦点。 1トップ継続か2トップかで意見が分かれる
・左サイドのバランス改善に注目。 右利きのスペンスか、左利きの新戦力ソウザか

レポート

アラスデア・ゴールドの見解:4バック移行による安定

トッテナム番記者であるアラスデア・ゴールドは、負傷明けのペドロ・ポロとケヴィン・ダンソが、フラムとのアウェイ戦で即座に先発するかについては慎重な構えを見せている。「彼らはベンチからスタートし、週半ばのクリスタル・パレス戦で先発するのが現実的ではないか」と推測する。

その上で、ゴールドは「4-2-3-1」へのシステム変更を提案している。これにより、ジョアン・パリーニャを慣れ親しんだ中盤の底に戻し、アーシー・グレイを本来の右サイドバックで起用することが可能になる。前線ではドミニク・ソランケの先発復帰は必須としつつ、トゥドールの教え子であるランダル・コロ・ムアニを右サイドで併用し、バランスを保つ形を予想した。

football.london(ゴールド記者 / 4-2-3-1):
ヴィカーリオ、グレイ、ドラグシン、ファンデフェン、スペンス、パリーニャ、ビスマ、コロ・ムアニ、ギャラガー、シモンズ、ソランケ

ライアン・テイラーの見解:2トップによる破壊力

一方、ライアン・テイラーは、より攻撃的で大胆な戦術変更を提唱している。彼はポロとダンソを即座にスタメンに戻すべきだと主張。ダンソ、パリーニャ、ファンデフェンの3バックを維持した上で、ポロを右ウィングバックに配置する布陣だ。

テイラーが最も期待を寄せるのは、ソランケとコロ・ムアニによる「2トップ」の形成だ。「この二人の共存は、サポーターにとっても垂涎ものだ」と語り、シャビ・シモンズをトップ下に据えた「3-4-1-2」の採用を推奨した。また、左サイドには右利きのスペンスではなく、左利きのソウザを抜擢することで、チーム全体のバランスを整えるべきだという大胆な予想を披露している。

football.london(テイラー記者 / 3-4-1-2)
ヴィカーリオ、ダンソ、パリーニャ、ファンデフェン、ポロ、サール、ギャラガー、ソウザ、シモンズ、コロ・ムアニ、ソランケ

サム・タブトーの見解:5バック気味の堅実な3-4-2-1

イブニング・スタンダードのサム・タブトーは、トゥドールがこれまで好んできた「3-4-2-1」を継続すると予想している。彼はポロとダンソの復帰を即座に反映させ、ドラグシン、ダンソ、ファンデフェンの3枚に、ポロとスペンスの両ウィングバックを並べる「5人の本職ディフェンダー」による守備の安定化を優先した。

タブトーの案では、パリーニャとビスマのダブルピボットが中盤を固め、その前にギャラガーとシモンズを並べる。最前線にはソランケを復帰させるが、ダービーで得点を挙げたコロ・ムアニはベンチに下げ、試合展開に応じた「信頼できるジョーカー」として活用する形を描いている。

イブニング・スタンダード(タブトー記者 / 3-4-2-1): ヴィカーリオ、ドラグシン、ダンソ、ファンデフェン、ポロ、パリーニャ、ビスマ、スペンス、ギャラガー、シモンズ、ソランケ

背景・ソース

今回の予測は、football.londonのアラスデア・ゴールドとライアン・テイラー、およびイブニング・スタンダードのサム・タビュトー記者のレポートに基づいている。トゥドール体制において、主力ディフェンダーとエースストライカーが揃うフラム戦は、今後のシーズンを占う重要な試金石となる。

参照元: The Tottenham XI Igor Tudor must select vs Fulham
参照元: Tottenham XI vs Fulham: Predicted lineup, injury latest

Quiz Cockerel

今回、多くの記者が中盤での先発復帰を予想しているジョアン・パリーニャにとって、日曜日の対戦相手であるフラムはどのような存在か?

1. ユース時代に所属したクラブ
2. 今夏まで所属していた古巣
3. 現地ライバルの宿敵
4. キャリア初ゴールの相手

    正解:2. 今夏まで所属していた古巣
    パリーニャは2024年夏の移籍市場でフラムからトッテナムへ加入した。彼にとってクレイヴン・コテージへの凱旋は、特別な感情を伴う一戦となる。守備陣の復帰により、彼が最も得意とするアンカー(守備的MF)のポジションで古巣と対峙できるかは、勝利に向けた大きなポイントだ。

    スパーズジャパンの考察

    1. 記者たちの理想と現場のリアリズム

    3名の記者の予想は、共に「パリーニャを中盤に戻す」という点では一致しているが、システム面でそれぞれ異なるアプローチをとっている。コロ・ムアニを再生させるテイラーの「2トップ案」は魅力的だが、残留争いのプレッシャーがかかる中でトゥドールがどこまでリスクを取れるかが焦点だ。タブトーが提唱するように、まずは守備を固めて計算の立つソランケを軸にする形が、最も現実的な策かもしれない。

    2. 左サイドの「不自然さ」の解消を求める声

    現地サポーターの間では、右利きのスペンスを左で起用し続ける現状へのフラストレーションが限界に達している。ライアン・テイラーが提唱した「左利きのソウザの抜擢」は、サポーターの心情を代弁するものだ。実戦経験の少ない若手を起用するリスクと、不自然な配置を続けるリスク。トゥドールがこの「感情的な不満」に対し、どのような回答を出すかに注目が集まる。

    3. リシャルリソンという「切り札」の存在

    3人の記者の予想スタメンからは外れたものの、ハムストリングの負傷から戻ったリシャルリソンの存在は大きい。ソランケとコロ・ムアニが先発し、疲労が見え始めた後半にリシャルリソンを投入できる状況は、今のスパーズにとって最大の武器となる。記者の予想を裏切る「リシャルリソンの先発起用」というサプライズがあれば、それはトゥドールがスカッドの意識改革に成功した証となるだろう。