トッテナム・ホットスパーを去ったトーマス・フランクだが、その解任の裏側では、選手たちとの間に著しく深刻な感情的断絶が生じていたことが判明した。現地メディアによれば、選手たちはフランクが宿敵アーセナルに対して抱いていた「奇妙な執着」に対し、強い不快感を示していたという。
レポート
トッテナム・ホットスパーの指揮官を解任されたトーマス・フランクに対し、スカッドの選手たちが抱いていた冷ややかな視線が浮き彫りとなった。『CaughtOffside』が伝えた『The Telegraph』のレポートによれば、フランクの8ヶ月に及ぶ任期中、ドレッシングルーム内では指揮官の「ライバルチームへの過剰な言及」が大きな問題となっていた。
情報筋が明かした内容によると、フランクは日常的なトレーニングやミーティングにおいて、執拗に「アーセナルがいかに優れているか」を選手たちに説き続けていたという。エミレーツ・スタジアムでのノースロンドン・ダービーの前後においても、宿敵を称賛し続ける指揮官の姿勢に対し、選手たちは辟易(へきえき)していた。
一部の選手たちの間では「いいからアーセナルの話はやめてくれ(just shut up about Arsenal)」という感情が支配的となっており、信頼関係は完全に損なわれていた。
さらに衝撃的なのは、選手たちが裏でフランクを嘲笑するミーム(画像)を共有していたという事実だ。プロフェッショナルな集団であるはずのスカッドにおいて、指揮官が「揶揄の対象」に成り下がっていたことは、戦術以前にリーダーとしての権威が完全に崩壊していたことを物語っている。
アンジェ・ポステコグルーがもたらした野心的な攻撃フットボールの後を引き継いだフランクだったが、異なるスタイルへの転換は実を結ばず、チームは16位にまで転落した。
ピッチ上での結果の著しい悪化に加え、こうしたピッチ外でのリスペクトの欠如が、取締役会に指揮官更迭を決断させる多大なる要因となった。クラブは現在、深刻な残留争いに巻き込まれるのを防ぐため、シーズン終了までの暫定監督の招聘を検討している。
