トッテナム・ホットスパーからレンジャーズへローン移籍中の18歳、マイキー・ムーアがキルマーノック戦で衝撃的なパフォーマンスを披露した。将来の主役として彼をスコットランドに留めたクラブの決断が、今まさに実を結びつつある。
レポート
トッテナムの18歳、マイキー・ムーアがレンジャーズでのキルマーノック戦(5-1)で「マスタークラス」の活躍を見せ、欧州全土から賞賛を浴びている。1ゴール、1アシストに加え、5つの決定機を創出したムーアは、開始3分に先制のPKに繋がる決定的なパスを供給。後半には冷静な判断からアンドレアス・スコフ・オルセンの移籍後初ゴールを完璧にお膳立てし、最後は自らのジグザグドリブルから鋭い左足のシュートを突き刺して試合を締めくくった。
元レンジャーズのネイスミスは「ピッチ上で最高の選手だ」と絶賛し、ロイもその動きを「センセーショナルで、受け手の職人技だ」と評した。
トッテナムは今冬、攻撃陣の深刻な負傷者不足に直面しながらも、ムーアをグラスゴーに留めるという非情かつ戦略的な決断を下した。これは5万人の大観衆の前で毎週受ける極限の重圧が、長期的な成長において、クラブ復帰後の限定的な出場機会よりも価値が高いという、ハンブルクでのヴシュコヴィッチと同様の育成モデルに基づく。
先週末のハイバーニアン戦では同じくスパーズからのローン組であるデイン・スカーレットと対戦し、VARで取り消されたものの幻の決勝弾を叩き込むなど、その存在感は際立っている。
ムーア本人は「僕らは新しい選手を必要としていた。僕ら個人としては、過去数週間の自分の基準を振り返り、もっと自分をプッシュする必要がある」と自省的な姿勢を見せ、夏にクラブと協議する予定だと明かした。ダニー・ロールの下で一貫性を磨く道を選んだムーアは、「チャンピオンズリーグでプレーしたいけど、それは僕ら全員で決めることだ」と語り、グラスゴーでの武者修行完遂に全神経を注いでいる。
ムーアは国境を越えてグラスゴーの地でその才能を証明する機会を得た。アタッカーとしての完成度を高めるためには、定期的な出場機会が不可欠であるというクラブの判断だ。
