トッテナム・ホットスパーからハンブルガーSVへローン移籍中の18歳、ルカ・ヴシュコヴィッチが、王者バイエルン・ミュンヘンを相手に衝撃的なパフォーマンスを披露した。これを受け、元バルセロナのイヴァン・ラキティッチやバイエルンおよびドイル代表のレジェンドであるローター・マテウスらが、バイエルンに対して獲得を強く促す異例の事態となっている。
レポート
トッテナムの「ローン組」の中でも際立った輝きを放つルカ・ヴシュコヴィッチが、ブンデスリーガ第20節のバイエルン・ミュンヘン戦で欧州全土の視線を釘付けにした。試合はフォルクスパルク・シュタディオンで行われ、残留争いの中にいるHSVが王者から2-2のドローをもぎ取るという波乱の展開となったが、その立役者こそがこの18歳のクロアチア人センターバックであった。
ヴシュコヴィッチは後半、マヌエル・ノイアーの牙城を崩す値千金の同点ヘディングシュートを叩き込んだ。これは彼にとって今季4ゴール目であり、冬の中断明け以降の2点目となる。守備面でもバイエルンの強力な攻撃陣を相手に堂々と渡り合い、トッテナムが2023年に1200万ポンドで確保した若き才能が「本物」であることを、直接対決という最高の舞台で証明してみせた。
試合後、元クロアチア代表の重鎮イヴァン・ラキティッチは、スカイ・ドイツのインタビューに対し、「今の欧州フットボール界は誰もが彼の話をしている。バイエルンはもっと本腰を入れるべきだ。この少年はバイエルンに行くべきだと信じているよ」と断言。
18歳にしてフットボール界にこれほどの衝撃を与える才能に驚きを隠さなかった。さらに、ドイツ代表のレジェンドであるローター・マテウスも「ファンタスティックだ! 18歳にして、すでにワールドカップを3回も戦い抜いたベテランのような落ち着きを持っている」と最大級の賛辞を送っている。
バイエルンのヴァンサン・コンパニも試合前から「彼は素晴らしい才能だ」と警戒を強めていたが、実際に勝ち点を奪われる形となったことで、その評価はさらに確固たるものになった。
現在、欧州には彼を即座に引き抜こうとする「4〜5つの超トップクラブ」が存在すると警告されており、スパーズとの契約を4年半残しているとはいえ、ノースロンドンのフロントには夏に向けた激しい争奪戦を告げる「レッドアラート(赤信号)」が灯っている。

