トッテナム・ホットスパーは、クラブを去ったファビオ・パラティチの後任探しを正式に開始した。ヨハン・ランゲに全権を委ねるのではなく、昨年10月に発表した「二頭体制」を維持し、補強部門の専門性を分散・強化する独自のリーダーシップ構造を継続する方針だ。
レポート
トッテナム・ホットスパーは、退任したファビオ・パラティチの後任探しを開始した。クラブは補強の全権をヨハン・ランゲ一人に委ねるのではなく、昨年10月に発表した「二頭体制」の維持を決定している。これは、互いの専門性を補完し合うことで、リクルートの精度を最大化させるというヴィナイ・ヴェンカテシャムが導入した組織戦略に基づくものだ。
パラティチはクリスティアン・ロメロの獲得を主導し、2022年1月にはデヤン・クルゼフスキやロドリゴ・ベンタンクールの獲得を成功させるなど、現スカッドの強化に多大なる功績を残した。一方、ランゲはアーチー・グレイやルーカス・ベリヴァル、ルカ・ヴシュコヴィッチといった新星に加え、直近ではジェームズ・ウィルソンの確保に尽力し、将来の主力候補のリクルートにおいて著しい手腕を発揮している。
現在、クラブはパラティチの正当な後任を選定する一方で、カルロス・ラファエル・メールセンをフットボール・オペレーション・ディレクターに任命した。彼はマンチェスター・シティを中心とするシティ・フットボール・グループでの「ガーデニング休暇(※)」を終え、夏の市場を前に着任する予定だ。メールセンは実務面を担い、リクルート部門は引き続きランゲと新たなディレクターの二人が統括する形となる。
ランゲは、1月の移籍市場における「規律ある静観」について、7名の負傷者という不測の事態や、新フォーマットによる市場の停滞を理由に挙げ、主将ロメロがSNSで指摘した「戦力不足」というトピックに対し、あえて『規律の維持』を強調することで、クラブ側の戦略の正当性を公式に弁明した。すでに夏の市場に向けた「明確な絵」は描き出されていると語り、組織的な強化の継続を強調している。
