トッテナム・ホットスパーは、11名のシニア選手を欠く未曾有の負傷者クライシスを打破するため、リアム・ホーガンをファーストチームのリハビリテーション・フィジオ(理学療法士)に任命した。トーマス・フランク監督就任以降、バックルームスタッフの「改革」がさらに加速している。
レポート
トッテナム・ホットスパーは、深刻な負傷者問題を抱える現状の打開策として、リアム・ホーガンをファーストチームのリハビリテーション・フィジオに任命した。
ホーガンは、2019年から2024年までブレントフォードでファーストチームのフィジオを務めており、指揮官トーマス・フランクや、現在の医療部門責任者であるニック・スタッビングスとは長年の信頼関係にある。直近1年半はクリスタル・パレスで活動していたが、恩師フランクの要請に応える形でノースロンドンへ加わった格好だ。
今回の人事により、フランクが2025年6月に就任して以降、ブレントフォードでの勤務経験を持つバックルームスタッフは、ジャスティン・コクラン(アシスタントコーチ)やアンドレアス・ゲオルグソン(セットプレー・コーチ)らを含めて合計9名に達した。
クラブは現在、フィジオの役割を「リハビリ(負傷者の回復)」と「パフォーマンス(予防・強化)」に明確に分割しており、ホーガンの役割は主に、負傷した選手たちが再発リスクを最小限に抑えながらピーク時のパフォーマンスを取り戻せるよう導くことに特化している。
特に、今季を通じて再発性の足首の負傷に苦しんでいるエース、ドミニク・ソランケのコンディション管理は、ホーガンの最重要任務となるだろう。フランクは、マンチェスター・シティ戦で2ゴールを挙げたソランケが「限界までプッシュされている」と認めており、分単位での慎重な管理を続けている。
11名の負傷者を抱えたまま「死のロード」を戦い抜くため、フランクは医療現場にも自らの哲学を熟知した「職人技」を集結させ、組織の立て直しを図っている。
