今月10日に行われたFAカップ3回戦。トッテナム・ホットスパー・スタジアムで繰り広げられたアストン・ヴィラとの一戦は、試合終了後の乱闘騒ぎという後味の悪い結末を迎えた。これに対し、イングランドフットボール協会(FA)は両クラブに対し、合計25万ポンドにおよぶ厳重な罰金処分を下した。
レポート
今月10日、トッテナム・ホットスパー・スタジアムで開催されたFAカップ3回戦終了後、ピッチ上で両チームの選手やスタッフが入り乱れる乱闘騒ぎが発生した。この事態を重く見たイングランドフットボール協会(FA)は、トッテナムとアストン・ヴィラの両クラブに対し、それぞれ12万5000ポンド(約2400万円)の罰金を科すことを決定した。
騒動の引き金となったのは、試合終了のホイッスル直後の出来事だ。トッテナムのミッドフィルダー、ジョアン・パリーニャが、アウェイサポーターの前で過度なセレブレーションを行ったアストン・ヴィラのオリー・ワトキンスを突き飛ばしたことが発端となった。これにヴィラの選手たちが応戦し、瞬く間に両チームのスタッフまでもがピッチになだれ込む混乱状態に陥った。
FAは「両クラブが、選手や役員の不適切な、あるいは挑発的な振る舞いを防ぐ義務を怠った」として告発。トッテナムとアストン・ヴィラは共にこの罪状を認めた。トーマス・フランクは、ワトキンスの振る舞いについて次のように語っている。

皆さんもあの状況を映像で見たはずだ。もちろん、冷静さを保つことは何よりも重要だ。しかし、あの時のワトキンスの態度は極めて挑発的だった。ヴィラのファンの前へ行き、わざわざジョアン(パリーニャ)に向かって歩いていく必要があっただろうか。競い合う環境に身を置く者にとって、あれは火種になりかねない行為だ。
独立規制委員会は、両クラブが容疑を認めたことを踏まえつつも、スポーツマンシップを著しく欠く行為として巨額の制裁金を決定した。トッテナムにとっては、FAカップ敗退という結果に加え、経済的にも多大なる打撃を受ける形となったのである。






