敵地ターフ・ムーアでの2-2のドロー劇を徹底分析した。ミッキー・ファンデフェンの先制弾や主将クリスティアン・ロメロの土壇場の同点弾も、トーマス・フランク監督に浴びせられる凄まじい罵声を止めるには至らなかった。指揮官とファンの関係はもはや修復不可能に見え、クラブは極めて困難な決断を迫られている。
レポート
バーンリー戦の間中、遠征したスパーズ・ファンからはフランク監督への批判的なチャントが絶え間なく鳴り響いた。前半には「横か後ろにしかパスを出さない」と皮肉る歌が、さらに後半、信じられないような守備のミスから逆転を許すと、「フランクを追い出せ」「お前は明日の朝に解任だ」という過激な合唱へと変わった。極めつけは、かつての寵児の名を呼ぶ「マウリシオ・ポチェッティーノ、彼は魔法を使いこなす(he’s magic you know)」というチャントがアウェイスタンドに響き渡ったことだ。
試合内容は、トッテナムが18本のシュート(うち枠内11本)を放ちながら、得点はセンターバックの二人によるもののみという、攻撃陣の深刻な決定力不足を露呈した。ドミニク・ソランケはポストプレーこそ冴えていたものの、至近距離のヘディングを外すなど「錆(さ)び」が目立ち、シャビ・シモンズもシュートの精度を欠いた。
守備面では、5人のディフェンダーを並べながら、ヴィカーリオのパス処理ミスやロメロのコントロールミス、さらにはウドギとの連携ミスから、バーンリーに安々とゴールを献上した。ロメロは90分に値千金の同点ゴールを決めた後、怒りに任せて広告看板を蹴り飛ばし、その直後に足の攣(つ)りを訴えて退場。フランクは試合後、ファンへ拍手を送りながらピッチを後にしたが、スタンドからの憎悪は頂点に達している。
