ハリー・ケインがプレミアリーグでデビューしてから10年が経とうとしているが、彼は2015年の元旦に行われた日曜日の対戦相手チェルシーとの試合での自身のパフォーマンスの重要性について振り返っている。
アカデミー出身のハリーは、2011年8月のUEFAカップ・プレーオフのハーツ戦でスパーズ・デビューを果たし、その試合でPKを外した。その1年後、セント・ジェームズ・パークでのニューカッスル戦でベンチから途中出場でプレミアリーグ・デビューを果たしている。
その次の2013-14シーズン、ティム・シャーウッドに率いられたスパーズで出場機会を得たハリーは、2014年4月7日のサンダーランド戦でプレミアリーグ初ゴールを決めると、そこから3試合連続でゴールを決めた。
その夏にはマウリシオ・ポチェッティーノが監督が就任し、ハリーはカップ戦で9ゴールを挙げた後、2014年11月2日のアストンヴィラ戦でベンチからピッチに入り、後半に決勝点を挙げた。以来、ハリーは先発メンバーに定着し、数々の記録を打ち立てて、イングランド代表のキャプテンを務め、プレミアリーグとワールドカップでゴールデンブーツを獲得し、今シーズンにはジミー・グリーブスのクラブ歴代最多ゴール記録にあと18ゴールと迫り（ハリーは248、グリーブスは266）、プレミアリーグで200ゴールを達成した3人目の選手となるまであと17ゴール（ウェイン・ルーニー208、アラン・シアラー260）、ウェイン・ルーニーのイングランド代表の歴代最多ゴール記録である53ゴールまでわずか3ゴールというところまで来ている。
日曜日にスタンフォード・ブリッジでの重要な一戦を控えているが、2015年にリーグ首位だったチェルシーを相手に5-3で勝利した記念すべき試合で見せた2ゴール、2アシストのハリーの活躍が、若き日のストライカーに与えた影響は侮れないだろう。
ジョゼ・モウリーニョに率いられたチェルシーが、ホワイトハート・レーンに到着したとき、プレミアリーグの首位に立ち、19試合でわずか1敗、失点はわずか14という驚異の快進撃を続けていた。そして、最終的にシティに8ポイント差をつけてチェルシーはそのシーズンのタイトルを獲得したのだ。スパーズもまた、2014/15シーズンに5位でフィニッシュすることになり、チームのかたちを整えつつあった。
