レポート
トッテナムは今季、例年より負傷者が少ないものの、攻撃の中心となる“10番タイプ”の4選手が同時に離脱している。デゼルビはこの4人の復帰を強く待ち望んでおり、Football.Londonのアラスデア・ゴールドはエヴァートン戦を前に最新の負傷者の状況が整理した。
ジェームズ・マディソン
マディソンは昨季のACL負傷から復帰したものの、ブレントフォード戦で肩を不自然に着地して骨折した。先週木曜に全体練習へ復帰し、フォレスト戦は間に合わなかったが、エヴァートン戦でベンチ入りの可能性が高い。
復帰見込み:肩の状態次第で、エヴァートン戦のベンチ入りが濃厚
デヤン・クルゼフスキ
クルゼフスキはクリスタル・パレス戦で膝蓋骨を損傷し、477日間の長期離脱を経験した。先週ついに全体練習へ復帰し、本人は「長い道のりだったが、ようやく戻ってこられた」とSNSで喜びを示した。
デゼルビは軽い違和感があったことを認めつつ、「問題になるほどではない」と説明しており、復帰は近い。
復帰見込み:時期は未定だが、復帰は“かなり近い”
ウィルソン・オドベール
オドベールは2月のニューカッスル戦でACLを損傷した。現在は7ヶ月目で、屋外での負荷を増やしながら靭帯の強度と信頼性を高める段階に入っている。
復帰見込み:一般的な9ヶ月の回復期間から、11月の練習復帰が目安
シャビ・シモンズ
シャビは4月25日のウルブズ戦でACLを損傷した。通常なら1月復帰が目安だが、年齢的に回復が早い可能性があり、デゼルビも「思ったより早く戻るかもしれない」と示唆している。
復帰見込み:通常は1月だが、早期復帰の可能性あり
記事解説
今回の記事のポイントは、デゼルビが待つ4人が“全員10番タイプ”であることだ。マディソン、クルゼフスキ、シャビ、オドベールは、いずれもライン間で受けて前進を作る役割を担う選手であり、スパーズの攻撃構築の中心に位置する。
特にクルゼフスキは477日ぶりの復帰で、デゼルビ体制の攻撃における重要度は高い。デゼルビが「Nothing of importance(大したことではない)」と強調したのは、復帰プロセスを慎重に進めつつも、戦力として計算していることを示す。
マディソンは肩の骨折という予期せぬ離脱だったが、練習復帰済みで、エヴァートン戦のベンチ入りが現実的。デゼルビの攻撃構築において、マディソンの復帰は“即効性のある改善”につながる。
オドベールとシャビはACL組で長期離脱中だが、記事が示すように年齢的に回復が早い可能性がある。特にシャビはプレミアリーグ登録でリシャルリソンより優先されており、デゼルビが“復帰後の即戦力”として期待していることが読み取れる。
総じて、スパーズの攻撃停滞は「前線の質」ではなく「10番の不在」が原因であり、4人の復帰は戦術的に極めて大きな意味を持つ。デゼルビ体制の攻撃改善は、この4人の復帰時期に大きく左右される。

