レポート
BBCのサム・モクベル記者によると、エバートンのイリマン・エンディアイエはマンチェスター・シティへ移籍することで合意に達し、総額6,500万ポンドの大型取引となった。シティは同日、リバプールのガクポ獲得が破談となる見通しとなり、代替案としてエンディアイエへの交渉を急速に進めた。
一方でスパーズは、エンディアイエ獲得に向けてエバートンと合意していたものの、リシャルリソンがエバートンと個人条件で折り合わず、取引が停止したとの情報もある。エバートンはリシャルリソンに3,500万ポンドを提示したが、本人が条件に納得せず、交渉は進まなかった。リシャルリソンは自身の声明で「自分の未来を他人に決めさせない」と強調し、スパーズ残留の意思を示した。これにより、スパーズはエンディアイエ獲得を断念せざるを得なくなった。
スパーズは現在、チェルシーのムドリクをシーズン終了までの有償ローンで獲得する交渉を進めており、前線の補強方針を急遽切り替えている。前線の負傷者が続出する中で、エンディアイエ獲得失敗は痛手となったが、ムドリクのローン加入が成立すれば一定の戦力補填が可能となる。
記事解説
今回のBBCのモクベル記者の報道に対しては、記事の構成や因果関係の描き方にSNS(X)上で批判が集まっている。
特に「スパーズが進められなかった」という表現が、あたかもクラブ側の判断で取引が止まったかのように読める点が問題視されており、実際にはマンチェスター・シティがガクポ獲得失敗を受けて高額条件でエンディアイエを確保したことが主要因であるという指摘が多い。
また、リシャルリソンの個人条件についても、X上では「契約上の支払いをスパーズが拒否しただけであり、選手側の問題ではない」という意見が多数を占めている。さらに、従前よりエンディアイエとリシャルリソンの取引は別々であると伝えられていたにもかかわらず、記事では2つの取引が関連しているように描かれている点や、クラブ側の説明をそのまま反映した構成になっているのではないか、すなわちエンディアイエの獲得失敗の原因をリシャルリソンに押し付けるイメージ戦略ではないか、という疑念も強い。
今回の移籍は複数の要因が絡み合った結果であり、報道の表現が一部の関係者に有利な構図を作り出している可能性がある点は慎重に見極める必要がある。

