レポート
エンディアイエ加入で前線が“完全再構築”へ
スパーズはエヴァートンとエンディアイエの移籍合意に原則到達しており、 個人合意が完了すれば今夏9人目の補強となる。
エンディアイエは左WG・右WG・セカンドストライカーの3役をこなす万能型アタッカーで、サヴィオ、マーモウシュと組み合わせることで前線の流動性が最大化される。
記事は「デゼルビは2つの布陣を選択できる」とし、その両方を具体的に提示している。
① マーモウシュを“10番”に置く布陣──ソランケを軸にした3枚
1つ目の案は、マーモウシュを10番(セカンドストライカー)に配置する形。
マーモウシュはマンチェスター・シティ時代に「セカンドストライカー」を複数回経験しており、デゼルビの求める内側への侵入・縦の推進力・前線の連動に最も適合する。
この場合の前線はサヴィオ – ソランケ – エンディアイエとなり、左右の2枚はどちらも「両サイド対応」のため、試合中に頻繁な入れ替えが可能。
この布陣の特徴は、ソランケが軸で安定・マーモウシュが“第2の得点源”・サヴィオとエンディアイエが左右を自在に入れ替え・フェルナンデスとトナーリの中盤が固定と、攻撃の連動性が最も高い。
② マーモウシュを“9番”に置く布陣──マディソンを10番に復帰
2つ目の案は、マーモウシュをCF(9番)に置く形だ。
ニューカッスル戦でデゼルビはこの配置を採用しており、マーモウシュは裏抜け・縦の推進力・前線からのプレスで高い適性を見せた。
この場合、10番はマディソンが復帰し、中盤の創造性が大幅に向上する。
この布陣の特徴は、マーモウシュが“縦の脅威”を最大化・マディソンが創造性を補完・サヴィオとエンディアイエが左右を自在に入れ替え・ソランケは控えに回ると、攻撃のバリエーションが最も豊富。
前線の層が一気に厚く──控えも豪華
記事は、控えの選手にも言及している。クドゥス、テル、ソランケと、いずれもプレミアで使える選手が揃い、前線の層は近年で最も厚くなる。
特にクドゥスは右WG/10番/左WGの3役をこなすため、サヴィオ、エンディアイエ、マーモウシュとの組み合わせで前線の流動性はリーグ屈指となる。
記事解説
今回の記事は、エンディアイエ加入によってデゼルビの攻撃モデルが“完全体”に近づくことを示している。特に重要なのは、「マーモウシュをどこに置くかで戦術が激変する」という点だ。
マーモウシュは10番と9番の両方で機能するため、デゼルビは相手によって柔軟に配置を変えられる。これは、昨季のスパーズには存在しなかった“戦術的可変性”であり、サヴィオとエンディアイエの左右自在性と組み合わせることで前線の流動性はリーグ屈指となる。
また、記事が強調するように、フェルナンデス+トナーリの中盤は固定であり、前線の3枚をどう組むかがデゼルビの最大の選択ポイントとなる。マディソンの復帰も含め、「相手によって前線を入れ替える」という柔軟性は、デゼルビの戦術の核となる。
総じて、この記事は「エンディアイエ加入でスパーズの前線は完成し、デゼルビは2つの最適解を選べる」という現実的な視点を示している。前線の流動性と厚みは、近年のスパーズでは見られなかったレベルに達しつつある。

