レポート
0-2で敗戦──決定力不足と守備の綻びが露呈
トッテナムはニューカッスルに0-2で敗れ、リーグ戦で痛い黒星となった。前半はスパーズが主導権を握り、複数の決定機を作ったものの得点できず、後半に2失点。攻撃の質と守備の集中力が最後まで噛み合わなかった。
新加入マーモウシュが先発──サヴィオは筋肉疲労で欠場
マンチェスター・シティから加入したオマル・マーモウシュが先発デビュー。サヴィオは「筋肉疲労」で欠場し、デゼルビは「次節ノッティンガム・フォレスト戦で復帰する」と説明した。
主力組が復帰──ポロ、ファンデフェンがスタメンに
ワールドカップ優勝のペドロ・ポロ、キャプテンのミッキー・ファンデフェンがスタメン復帰。クドゥスもベンチ入りし、約8ヶ月ぶりにピッチへ戻った。一方で、リシャルリソン、ダンソ、パペ・サールは移籍の可能性があるため招集外となった。
試合展開──エランガが均衡を破り、ウィッサが試合を決める
前半はスパーズが優勢だったが、62分にニューカッスルが先制。右サイドのロングボールからデディッチが折り返し、エランガがトナーリをターンで外し、左ポストに当ててゴール。
72分にはCKからウォルテマーデがヘッドで折り返し、ウィッサが押し込んで追加点。スパーズは終盤に反撃したが、得点には至らなかった。
選手採点
キンスキー:5
1失点目はノーチャンスだったが、2失点目は対応が甘かった。
アーチー・グレイ:6
右SBで安定。失点には関与せず。
ファンヘッケ:6
CKから惜しいヘッド。ビルドアップでも前向き。
ファンデフェン:6
開始2分でトナーリのミスに巻き込まれ警告。守備では奮闘。
ロバートソン:5
攻撃は良かったが、1失点目でデディッチへの対応が甘かった。
トナーリ:4(最低評価)
序盤のミスで流れを悪化。1失点目でエランガに振り切られ、2失点目ではウィッサをオンサイドにしてしまう。
ベンタンクール:6
中盤で奮闘も、2失点目でウィッサをフリーに。
ポロ:7
右サイドで攻撃を牽引。複数のシュートで存在感。
フェルナンデス:6
10番で起用され、チャンスを創出。
テル:5
仕掛けは多いが精度不足。最後のFKは大きく外れる。
マーモウシュ:6
デビュー戦で積極的。PK未判定の場面も。複数のシュートで存在感。
途中出場
クドゥス:6
8ヶ月ぶり復帰。キレはまだ不足。
ウドジー:4
2失点目の起点を止められず。
マイキー・ムーア:5
シュート1本のみ。
ソランケ:5
終盤に惜しいバックヒール。
記事解説
今回の敗戦は、スパーズが抱える「攻撃の決定力不足」と「守備の細部の緩さ」が同時に露呈した試合だった。特にトナーリは、序盤のミスからリズムを崩し、2失点に直接関与するなど、チームの構造的な弱点を浮き彫りにした。中盤の構成はフェルナンデスとベンタンクールが一定の機能を見せたものの、相手の強度に対して押し返す力が不足していた。
一方で、マーモウシュはデビュー戦としては十分にポジティブで、前線での推進力と連携面で光る場面が多かった。PK未判定の場面は議論の余地があり、彼の存在は今後の攻撃改善に直結する可能性が高い。サヴィオが筋肉疲労で欠場したこともあり、次節フォレスト戦で両者が揃うことで攻撃の幅は大きく広がるはずだ。
守備面では、ファンデフェンとファンヘッケの連携がまだ不安定で、ロバートソンの対人対応にも改善の余地がある。ウドジーは復帰直後で判断が遅れ、2失点目の起点を止められなかった。クドゥスは8ヶ月ぶりの復帰でキレは不足していたが、右サイドの選択肢が増えたことは大きい。
総じて、スパーズは「内容は悪くないが勝ち切れない」典型的な試合となり、デゼルビが求める“バランスの取れた11人”の構築がまだ途上であることを示した。次節フォレスト戦は、サヴィオ復帰とマーモウシュの連携深化により、攻撃の改善が期待される。

