レポート
ガクポがマンチェスター・シティ行きを選択──スパーズに痛手
Evening Standard によると、リバプールのコーディ・ガクポは、今夏の移籍先としてマンチェスター・シティを選択した。
情報源はデイヴィッド・オーンスタインによるもので、ガクポはすでに個人合意に達し、シティとリバプールが取引完了に向けて交渉を進めているという。
ガクポは今夏、リバプール残留、トッテナム移籍、マンチェスター・シティ移籍の三択を検討していたが、最終的にシティを選んだ。
スパーズは“最優先ターゲット”として追っていた
スパーズはガクポを最優先ターゲットとして追っており、移籍市場終盤の「最後の1人」としてデゼルビが強く希望していた選手だった。しかし、シティがサヴィオをスパーズへ売却した直後にガクポ獲得へ動いたことで、状況は一変した。
シティはマーモウシュをスパーズに送り出したことで前線の層が薄くなり、ガクポを補強の最優先に設定。
ガクポは左ウイングだけでなくセンターフォワードでもプレーできるため、即戦力として評価された。
リバプールはバルコラ獲得で放出を容認へ
リバプールはパリ・サンジェルマンからブラッドリー・バルコラを最大1億2,300万ポンドで獲得する見込みで、ガクポ放出を容認する構え。
今夏のリバプールは大規模な刷新が進んでおり、コナテ、ロバートソン、サラーがフリーで退団し、カーティス・ジョーンズもインテルへ売却されている。ガクポはその“高額放出リスト”の最新例となる可能性が高い。
記事解説
今回のガクポの決断は、スパーズにとって今夏の補強戦略の中で最も大きな痛手となった。デゼルビは「あと1人必要」と明言しており、その本命がガクポであることは複数の報道で一致していた。左ウイングとセンターフォワードの両方を高いレベルでこなせる選手は希少であり、スパーズの攻撃モデルにとって理想的な補強だった。
しかし、シティがサヴィオとマーモウシュをスパーズに送り出した直後にガクポ獲得へ動いたことで、競争環境が一気に変わった。シティは前線の層が薄くなったタイミングで即座にガクポへアプローチし、選手本人もタイトル争いの可能性が高いクラブを選んだ形だ。
スパーズはサヴィオ、マーモウシュ、テル、クドゥス、クルゼフスキと前線の駒は揃いつつあるが、「決定力と安定した得点源」という意味ではガクポの不在は大きい。移籍市場は残り数日で、スパーズが“ガクポの代替”をどこまで探せるかが焦点となる。
また、リバプールがバルコラ獲得で前線を刷新していることから、プレミアリーグ全体で攻撃陣の再編が進んでおり、スパーズもその流れの中で迅速な判断が求められる。ガクポの決断は、単なる一選手の移籍ではなく、リーグ全体の勢力図にも影響を与える可能性がある。

