レポート
トッテナムは、MFジェイミー・ドンリーのルートン・タウンへの今季いっぱいのローン移籍に向けてメディカルを実施する見通しだ。Standard Sportによれば、契約に買取オプションは含まれておらず、スパーズは21歳MFを今季終了後も引き続き見極める方針だという。
ドンリー、買取オプションなしでルートンへローン移籍
ドンリーはプレシーズンのオーストラリア・アジアツアーにトップチームで帯同し、デゼルビに好印象を与えたとされる。しかし、サンドロ・トナーリとマテウス・フェルナンデスの加入により、今季のスパーズで中盤の出場機会は限られる見通しだ。
ドンリーは昨季前半をストーク・シティへローン移籍していたが、出場機会は安定しなかった。その後トッテナムに呼び戻され、オックスフォード・ユナイテッドへ移籍。オックスフォードはリーグ1へ降格したが、ドンリー自身は出場した試合で好印象を残したという。
サールはハムストリング負傷、想定移籍金2,000万ポンド
トッテナムはこの夏、中盤の顔ぶれを大きく入れ替えており、パペ・マタル・サールの完全移籍による放出についても協議を続けている。セネガル代表MFにはアストン・ヴィラが関心を示しており、サールは今季ここまで出場がない。
デゼルビによれば、サールはハムストリングの負傷を抱えており、W杯後には長期休暇を取得していたという。トッテナムはこの夏すでに1億ポンドを超える放出収入を得ており、サールについてはおよそ2,000万ポンドを想定しているとされる。
ベリヴァルは残留基調が継続
デゼルビは、今夏の積極的な補強を経て、全選手に出場機会を保証することはできないと明言している。ただし、話し合いの結果、ルーカス・ベリヴァルは残留する見通しとなった。ベリヴァルは今夏当初、移籍による退団を希望していたとされるが、現在は残留してチーム内での出場機会を争う方針だ。
記事解説
今回の一連の動きから見えてくるのは、デゼルビが中盤の序列を明確に固めにかかっているという構図だ。トナーリとフェルナンデスという2人の新戦力が中盤の核となったことで、ドンリーのような若手はいったんチーム外に出し、実戦経験を積ませながら評価を継続するという判断が下された。買取オプションを付けなかった点にも、来季以降の復帰を視野に入れたクラブの姿勢がうかがえる。
サールをめぐっては、直近の移籍ラウンドアップでガラタサライ、ブレントフォード、アル・アハリ、アストン・ヴィラの4クラブが名乗りを上げていると伝えられていたが、今回はその交渉の枠組みがローン移籍ではなく完全移籍として語られている点が目を引く。想定移籍金がおよそ2,000万ポンドと具体的な水準で示され、出場ゼロの理由がハムストリングの負傷だと明かされたことで、これまで並行して報じられてきた複数クラブとのローン移籍協議とどう整合するのかは続報を待つ必要がある。移籍期限は9月1日(火)に迫っており、コンディション面の不透明要素を抱えたまま交渉が期限直前まで動き続ける可能性がある。
ベリヴァル残留の見通し自体はすでに伝えられていた内容の再確認だが、同じタイミングでドンリーの放出・サールの完全移籍協議が並行して進んでいる点は対照的だ。若手・中堅を含めた中盤の再編がデゼルビの下で最終段階に入りつつあることを示している。

