レポート
エジプト代表FWオマル・マーモウシュ(27)が木曜(8月27日)、マンチェスター・シティからスパーズへのローン移籍を完了させた。背番号は22番に決定し、今夏8人目の新加入選手となった。今週加入が発表されたばかりの元シティの同僚サヴィオに続く補強で、契約形態は買取義務付きローンで、買取時の金額は5,000万ポンド保証にボーナス1,000万ポンドを加えた合計6,000万ポンドとされている。
マーモウシュは今夏、エジプト代表として自身初のワールドカップを戦い、今月には結婚式を挙げたばかり。公私ともに大きな出来事が重なる中でのスパーズ入りとなった。
加入後初のクラブ取材に応じたマーモウシュは、まず加入の喜びをこう語った。
「とても嬉しい気持ちだ。チームと一緒にプレーを始められることに本当にワクワクしているし、一日も早くファン全員に会って、みんなと一緒にピッチに立ちたい」
「家族の反応も素晴らしいものだった。妻もロンドンに来られることをとても喜んでいるし、僕がこのクラブに加入して幸せそうにしている姿を見て喜んでくれている」
「今年の夏は本当に特別な夏になった。結婚式はもちろん人生で最高の日だったし、ここへ来られたことで、最高の形で夏を締めくくれたと思う。早くプレーを始めたい」
マーモウシュは2025年1月、当時指揮官だったペップ・グアルディオラの下でアイントラハト・フランクフルトからシティへ加入した経緯を持つ。プレミアリーグ加入後16試合で7ゴールを記録し、ニューカッスル戦でのハットトリックや2024/25シーズンのゴール・オブ・ザ・シーズンに選ばれたボーンマス戦のゴールなどを残している。
「トッテナムはイングランドで、いや世界でも屈指のビッグクラブだ」
「プロジェクトはとても魅力的だった。ヘッドコーチとは何度も話をして、彼にプロジェクト全体を説得してもらい、早く始めたいと思うようになった」
「デゼルビはきっと世界でもトップクラスの指揮官の1人だと思う。僕たちのフットボールへの情熱はうまく噛み合うはずで、彼の下でプレーできることにとても興奮している」
「スピード、ゴール、そして多くの情熱とチームへの愛。僕が持ち込むものを挙げるなら、この4つだと言いたい。早くファンの前に立ってプレーを始めたい」
記事解説
今夏8,500万ポンドの完全移籍でクラブ入りしたサヴィオと異なり、マーモウシュの加入形態は買取義務付きローンである。義務が発動すれば実質的に恒久移籍と同じ結果になるが、支払いを分割できる分だけシティ側・スパーズ側双方にとって柔軟性の高い契約構造と言える。今夏のスパーズは完全移籍と義務付きローンを使い分けながら大型補強を積み上げてきており、その傾向を象徴する一件だ。
マーモウシュの加入は、夏を通じて浮上と後退を繰り返してきたガクポ獲得構想の行方にも関わってくる。ガクポ本人への関心は継続中と報じられているが、前線の補強枠がマーモウシュで埋まったことで、今後の動きはこれまで以上に絞られる可能性がある。
すでにソランケ、リシャルリソンを抱える前線にマーモウシュが加わったことで、ポジション争いは一段と激しさを増す。デゼルビ監督も今回の加入について、野心とハングリー精神を評価する趣旨のコメントを出したとSky Sportsが伝えており、攻撃陣のさらなる底上げを図る意図がうかがえる。

