レポート
ベン・デイヴィスが、チャールトンとのカラバオカップ3回戦(8月26日水曜、5-1快勝)でチームを率いてピッチに入り、クラブ史上通算出場ランキングでジャーメイン・デフォーを追い抜き25位に浮上した。デイヴィスは負傷の影響で1月以降、363試合でデフォーと並んだまま足踏みしていたが、この日先発復帰しキャプテンマークを着用。通算364試合目の出場となり、単独25位に浮上した。
公式記録はフットボールリーグに初参入した1908-09シーズンから集計されており、これまでクラブ史上350試合以上出場した選手はわずか29人にとどまる。2014年加入で現有選手の中では最長在籍となるデイヴィスは、さらなる順位上昇も視野に入る。目標となる先輩はかつてのチームメイト、エリック・ダイアー(365試合)と、アーロン・レノン、クラブレジェンドのマーティン・チヴァース(いずれも367試合)だ。
チャールトン戦では他の選手にも見どころがあった。アカデミー出身のマイキー・ムーアがゴールを記録し、ケヴィン・ダンソが加入後初ゴールを挙げ、新加入のサヴィオは途中投入からデビューゴールを決めた。さらにサヴィオの2点目になるはずだったシュートは、ウェールズ代表デイヴィスに当たって方向を変えゴールイン。これが公式にはデイヴィスのクラブ通算11ゴール目として記録された。
記事解説
デイヴィスの記録更新は数字上の話にとどまらない。今夏はサヴィオやマーモウシュ、マテウス・フェルナンデスら大型補強が相次ぎチームの若返りが加速する中、2014年加入のデイヴィスは現有戦力で唯一のダブルディケード級ベテランとして異彩を放つ。かつて共にプレーしたケイン、ソン・フンミン、ロメロ、スペンス、ヴィカーリオらが次々とクラブを去った中、デイヴィスだけが在籍し続けている事実そのものが、この記録の重みを物語る。
近年は出場機会がローテーション中心に限られる中でも、この日のようにカラバオカップでキャプテンマークを託される場面は、ピッチ外での信頼の厚さを示す。若手中心の新体制における精神的支柱としての役割が、記録更新という形で改めて可視化されたと言える。

