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【選手評】マテウス・フェルナンデス、初先発で存在感──チャールトン戦5-1快勝、ダンソへ加入後初アシスト

【選手評】マテウス・フェルナンデス、初先発で存在感──チャールトン戦5-1快勝、ダンソへ加入後初アシスト

✔ フェルナンデスがフル出場デビュー
✔ ダンソ弾をFKでお膳立て、加入後初アシスト
✔ チャールトン戦は5-1快勝

レポート

ブレントフォード戦の混乱の中で見せた”冷静さ”

スパーズは23日のブレントフォード開幕戦で0-3の完敗を喫したが、途中出場したマテウス・フェルナンデスの出来は数少ない収穫の一つだった。ちぐはぐな内容が続く中、フェルナンデスは落ち着きをチームにもたらしていた。ふくらはぎの張りへの懸念を払拭した状態で迎えた27日未明(日本時間、カラバオカップ2回戦)のチャールトン戦で、デゼルビはフェルナンデスに今季初のフル出場となる先発デビューの機会を与えた。

3人の中盤で最前列に、プレッシャー下でも失わない技術

フェルナンデスはこの試合、中盤3人のうち最も前寄りのポジションで先発した。プレッシャーを受けてもボールを収め、スペースへ持ち出す場面が随所に見られ、22歳らしからぬ質の高さを見せた。周囲の環境やコンディションにまだ慣れている最中とはいえ、好意的に受け止められる内容だったと言える。

ダンソへ繊細なFKでお膳立て、加入後初アシスト

フェルナンデスはこの日の活躍を、ケビン・ダンソのゴールにつながる正確なフリーキックで締めくくった。ダンソはこのアシストからヘディングで合わせ、加入後初ゴールを記録した。スパーズはこの試合、マイキー・ムーア、ドミニク・ソランケ、ダンソ、途中出場のサヴィオ、そしてダンソのシュートの跳ね返りによるベン・デイヴィスの5ゴールで5-1の快勝を収め、チャールトンに1点を返されたものの、カラバオカップ3回戦への進出を決めた。

記事解説

フェルナンデスの落ち着いた存在感は、デゼルビが抱える中盤編成の課題を考える上で示唆的だ。シャビ・シモンズは4月末に右膝前十字靱帯を断裂し、復帰目標は来年(2027年)初頭とされている。さらにパペ・マタル・サールにはモナコやガラタサライへの移籍への動きが進んでおり、退団の可能性が残る。中盤の顔ぶれが流動的な中、プレッシャー下でも技術を失わずボールを前進させられる選手の存在は、デゼルビにとって単なる控えの一枚以上の意味を持つ。

試合後、デゼルビ自身もロドリゴ・ベンタンクールと並べてフェルナンデスの好プレーに言及しており、今回のフル出場デビューは一過性の輝きではなく指揮官からの信頼の表れと見てよい。3日前のブレントフォード戦0-3完敗からの反発が求められた一戦で、加入間もない選手がこれだけ落ち着いたパフォーマンスを見せたことは、今後の起用を占う材料になる。次戦は29日のニューカッスル戦(プレミアリーグ)で、シモンズ不在が続く中盤でフェルナンデスがどこまで役割を広げられるか注目される。