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【試合評】ブレントフォードに0-3完敗、スパーズが開幕から最下位発進──デゼルビ「怒りはない、次への集中のみ」

【試合評】ブレントフォードに0-3完敗、スパーズが開幕から最下位発進──デゼルビ「怒りはない、次への集中のみ」

✔ ブレントフォードに0-3で開幕戦完敗
✔ 78年ぶりの黒星、最下位発進
✔ デゼルビ「怒りはない、次への集中のみ」

レポート

「怒りはない、次への集中のみ」──デゼルビが明かした胸中

デゼルビ監督は、ブレントフォードに0-3で完敗した開幕戦後、talkSPORTのインタビューで自身の心境を語った。試合後に怒りや苛立ちを感じているか問われると、「いや、何もない。苛立ちも怒りもない。どうすればすぐにチームを改善できるか、たくさん考えている。その意味で集中している」と冷静に答えた。

さらに「チームとして機能するには、もう少し時間が必要かもしれない。もっと強く戦い、球際でもっと強くならないといけない」と課題を認めた。

ブレントフォードが78年ぶりの記録的勝利

スパーズはプレミアリーグ開幕戦で、敵地ブレントフォードに0-3の完敗を喫し、開幕から最下位に沈んだ。キーン・ルイス=ポッター、ヴィタリー・ヤネルト、マイケル・カヨデがそれぞれゴールを挙げ、ブレントフォードにとってはスパーズ相手に本拠地で1948年以来、78年ぶりの勝利となった。

デゼルビは試合を通してベンチでうつむいた表情を見せていたという。

「信じられない」──talkSPORTの解説者も驚がくの反応

talkSPORTの司会者ローリー・ジェニングスは、この結果に強い衝撃を受けたと語った。

「大げさに言っているわけではない。過去18カ月のスパーズを見てきた中で、これはおそらく最悪、あるいは歴代の監督時代の酷い試合と並ぶレベルだ。一体何が起きているんだ」

スタッツでも劣勢は明らかだった。枠内シュートは9本中わずか4本、ブレントフォードのペナルティエリア内でのタッチはわずか18回にとどまった。

6人中4人が新戦力先発も…3億5,000万ポンド超補強の評価

ジェニングスは試合前、今夏の補強を高く評価していたという。

「トナーリ獲得はステートメントだった。フェルナンデスをマンチェスター・ユナイテッドの目の前で獲得したのもまさに必要な補強だった。ファンヘッケの加入でバックラインは底上げされ、ロメロを放出できたのも勝利のようなものだと感じていた」と振り返り、セネシの獲得も的確、ロバートソンも基準を引き上げる存在になるはずだったと続けた。それだけに「信じられない」と困惑を隠さなかった。

この日のスタメンには、今夏加入した6人の新戦力のうち4人が名を連ねていた。talkSPORTによれば、スパーズはマンチェスター・シティのウインガー、サヴィーニョとの8,500万ポンドでの契約合意に近づいており、オマル・マーモウシュとの交渉も継続中だ。今夏の支出総額は3億5,000万ポンドを超える見通しだという。次戦はカラバオカップ2回戦のチャールトン戦(水曜)、その後にニューカッスル戦が控えている。

記事解説

デゼルビの「怒りはない」という発言は、開幕戦1試合の結果に一喜一憂しない姿勢の表れであり、指揮官としては妥当な対応だ。ただし、スパーズは過去2シーズンともに17位でシーズンを終え、残留争いに巻き込まれた記憶が生々しい。その直後の開幕戦でいきなり大敗を喫した以上、ファンやメディアの不安が即座に再燃するのは避けられない。

今夏加入した6人のうち4人がこの日のスタメンに名を連ねていたにもかかわらず大敗した事実は、補強の額ではなくチームとしての連係・完成度がまだ追いついていないことを示している。

「78年ぶり」という記録は見出しとしてのインパクトが大きいが、統計的には1試合の結果に過ぎない。ブレントフォードは近年、組織的な守備とセットプレーの強さで格上のクラブを苦しめてきたクラブであり、開幕戦特有の準備不足・連係不足が重なった一過性の結果である可能性も十分にある。過度に悲観する前に、次節以降の内容を見極める必要がある。

とはいえ、次戦はカラバオカップのチャールトン戦、その後にニューカッスル戦と続く。オーナー一家が掲げた「言葉ではなく行動」という約束は、好調時の補強報道の中でしか語られてこなかったが、今回の大敗によって初めて逆境の中での真価が問われることになる。サヴィーニョ、マーモウシュの獲得を早期に決着させ結果に反映できるかどうかが、デゼルビの「時間が必要」という言葉に説得力を持たせられるかの分水嶺になる。