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【選手評】リシャルリソンの精彩欠く出来がソランケに追い風──3-0完敗のブレントフォード戦、マーモウシュ加入後の序列争いにも影響

【選手評】リシャルリソンの精彩欠く出来がソランケに追い風──3-0完敗のブレントフォード戦、マーモウシュ加入後の序列争いにも影響

✔ スパーズ、開幕戦はブレントフォードに0-3で完敗
✔ リシャルリソンが精彩を欠く出来
✔ ソランケに巻き返しの好機到来

レポート

「あらゆる局面でひどい出来だった」

2026/27プレミアリーグ開幕戦、スパーズはブレントフォードに0-3で完敗を喫した。ロベルト・デゼルビ監督が起用したスタメンは、本来の理想的な布陣とはかけ離れたものであり、来週のニューカッスル戦とは大きく異なる顔ぶれになるとみられている。中でも精彩を欠いたのがリシャルリソンだった。あらゆる局面でひどい出来を見せ、自らチャンスを作ることも、味方に機会を提供することもできなかった。格下相手のブレントフォード守備陣を相手にボールを収めることすらままならず、プレッシャーを受けるたびに崩れ落ちた。昨シーズンの不調時と同様、ピッチに立っている時間よりも倒れている時間の方が長く見えたという。

なぜソランケに追い風となるのか

デゼルビはこれまで公の場で繰り返しソランケを支持する姿勢を示してきた。しかしソランケは2025/26シーズン終盤を負傷で棒に振っており、デゼルビはまだ彼を長期間じっくり見る機会を得られていない。今回のリシャルリソンの不振は、まさにソランケが待ち望んでいた”生命線”になり得る内容だった。

マーモウシュ加入が招くストライカー序列の再編

スパーズではサヴィーニョの移籍が最終合意に達し、来週のニューカッスル戦には登録・出場可能な状態になる見通しだ。さらに重要なのは、サヴィーニョの元マンチェスター・シティ時代のチームメイトであるオマル・マーモウシュの加入も見込まれている点である。実現すれば、スパーズは久々に信頼できる9番を手にすることになる。夏の移籍市場は終盤を迎えており、ストライカーが今夏中にクラブを去る可能性は高くないとみられているが、マーモウシュが加入すれば、リシャルリソンかソランケのいずれかがその後に放出されるとの見方が強い。多くのファンの間では、昨シーズンにリーグ戦チーム最多となる11ゴールを記録し、稼働率でも上回ったリシャルリソンを残すべきだという声が優勢だった。

直近の日程で訪れる”最後のチャンス”

スパーズは水曜日にカラバオカップでチャールトンと対戦し、その後の週末にはニューカッスルと対戦する。マーモウシュの移籍がいつ完了し、いつチームに合流できるかにもよるが、リシャルリソンとソランケの双方、あるいはどちらか一方に、もう一度スタメンでアピールする機会が訪れる可能性がある。ブレントフォード戦でのリシャルリソン自身の不出来が、皮肉にもソランケに追い風をもたらした格好だ。

記事解説

今回の情報源はファンブログ記事であり、リシャルリソンへの評価は同メディアの主観的な見立てである点には留意が必要だ。ただし0-3という開幕戦の結果自体は客観的な事実であり、この完敗が現状のスパーズの脆さを如実に物語っている。

興味深いのは、ソランケを巡る序列争いが、本人のパフォーマンスではなく、ライバルの不振によって動こうとしている点だ。ソランケは負傷でほとんどアピールの機会を得られないままシーズンを終えており、デゼルビからの信頼を言葉の上でしか受け取れていない。6,500万ポンドという移籍金を投じた選手を、フルシーズンの実戦もほぼないまま放出する判断は、クラブにとっても大きな損失になりかねない。デゼルビがリシャルリソンの不振を機に、ソランケへ実戦の機会を意図的に振り分ける可能性は十分にある。

一方で、開幕戦一試合だけでリシャルリソンの評価を決めつけるのは早計でもある。同選手は昨シーズンも好不調の波が大きく、低調な試合の後に持ち直した実績がある。ただし、マーモウシュ加入という外的要因がストライカー陣の序列に強制的な圧力をかけている以上、両者に与えられる猶予は短い。カラバオカップとニューカッスル戦という直近2試合が、事実上の”審査期間”になるとみてよいだろう。