🎙️5月以降、多くの大物選手の獲得や選手の退団があったが、今の心境は
ここに10年いるような気分だ。たった3ヶ月だが、非常に濃密な3ヶ月だった。昨シーズン起こったことを忘れることはできない。我々全員にとって大きな教訓だ。しかし、ページをめくり、重要な新シーズンをスタートさせなければならない。我々は新しいプロジェクトを構築していると思う。
具体的な目標について多くを語るつもりはないが、我々の中で明確な最初の2つの目標は、チームの「魂(ソウル)」を見つけることだ。そして2つ目の目標は、ボール保持・非保持におけるフットボールの組織を改善すること。プレースタイルこそが今シーズンの鍵であり、我々の魂のようなものだ。これら2つの特徴をできるだけ早く見つけたい。
🎙️サヴィーニョの獲得が近いが、さらに何人の獲得を望んでいるか。ビッグネームの獲得はあるか
公式発表されるまで選手について話すのは適切ではない。ただ、非常に満足していると言っておく。移籍市場での仕事はまだ終わっていない。ここまで素晴らしい夏を過ごしている。素晴らしい選手たち、素晴らしい振る舞い、素晴らしい精神、素晴らしい個性だ。ご存知の通り、プレミアリーグでは名前やビッグネームだけで試合に勝つことはできない。試合に勝つにふさわしいチームになるためには、キャラクター、情熱、価値観、そしてプレースタイルにおいても高いレベルに到達しなければならない。
🎙️ジェド・スペンスとキャプテンのロメロを売却した。新しいキャプテンは誰になるか
ああ、新しいキャプテンはファンデフェンだ。2番目はペドロ・ポロ、3番目はベン・デイヴィス、4番目はジェームズ・マディソン、5番目はアーチー・グレイだ。なぜ5人もいるのかって?ピッチ上に多くのキャプテンを配置し、ポジションを明確にしたいからだ。彼らは皆、キャプテンやキャプテングループに入るにふさわしい。しかし、個性や情熱は、キャプテンであろうとなかろうと関係ない。
🎙️これまでの移籍の決定にどの程度関与してきたか
関与しているが、移籍市場は監督だけのものでも、スポーツディレクターだけのものでも、ボード(役員)だけのものでもない。ヨハン・ランゲやヴィナイ、ニック、そして移籍に関わるすべてのボードと非常にうまく連携している。今夏は何度も話し合った。連携が重要だからだ。トッテナムのようなビッグクラブにおけるフットボールで最も重要なのは、クラブ内部の人々の繋がりだ。我々は長い間計画していた最初のターゲットを獲得しつつある。私が4月に来る前から、これらのターゲットについて話し合っていた。
🎙️チームの最新の負傷状況は。ファンデフェンは出場できるか
いや、ファンデフェンは明日のリストには入っていない。ペドロ・ポロもだ。他の選手は全員入っている。ジェームズ・マディソン、ドミニク・ソランケ、ウドギ、マテウス・フェルナンデスもだ。パペ・サールはハムストリングに2日間痛みを感じたため外れる。深刻なものではないが、特にこの時期はリスクを冒さない。
🎙️「魂」と「組織」が鍵だと言ったが、フルでプレシーズンを過ごせたことは助けになるか
ああ、昨シーズンからプレースタイルの構築を始めたが、ボール保持・非保持の原則についてあまり多く取り組む適切な時期ではなかった。しかし「魂」に取り組むことは始めた。私が指揮を執った最後の6試合では、チェルシー戦の敗北を含め、その片鱗を何度も見せられたと思う。それが現在のフットボールにおいて最初にして最も重要なポイントだ。
🎙️最近の選手の移籍金は非常に高騰しているが、クレイジーになりすぎていると感じるか
プレミアリーグは他のリーグとは違う。価格も移籍市場での競争も異なる。それが正しいかどうかは分からない。フットボールに限らず、市場全体において、それが正当かどうかを言うことはできず、受け入れるしかない。今プレミアリーグで競争したいなら、適応しなければならない。「トッテナムの資金」という言葉を何度も耳にしたが、私は長くフットボールを愛してきた中で、資金を費やさずに高いレベルで競争するチームを見たことがない。トッテナムがお金を使うことがプレミアリーグにおいて問題なのだろうか?理由は分からないが、他のすべてのチームも過去にも今シーズンにもお金を使っている。私にとってそれはプレッシャーではなく、単なる事実だ。
🎙️今シーズン、選手のコンディションをどう維持していくか
今シーズンのもう一つの重要な要素は、メディカルスタッフやフィジカルスタッフの多くが新しくなったことだ。彼らは素晴らしいプロフェッショナルで、仕事に優れている。また、選手のマネジメントも重要だ。選手に問題がある時は、冷静にリスクを避ける必要がある。クルゼフスキ、オドベール、シャビ・シモンズが負傷している。クドゥスはほぼ準備ができている。これは我々にとって大きいが、他の3人は我々のトッププレーヤーであり、彼らがピッチに立つのが待ち遠しい。
🎙️今季は欧州の大会がなく週1回の試合となる。昨季のマンチェスター・ユナイテッドのように、トップ4やトップ5で終えることが目標か
分からない。カラバオカップやFAカップがあるため、週1試合ではないことを望んでいる。我々は3つの大会を戦っているからだ。もちろん、最初のシーズンにおいては大きな利点だ。平日にトレーニングする時間があり、CLやELを戦うよりも早く改善できる。しかし、私は毎シーズン欧州の大会で戦いたい。トッテナムはその大会にいるべきクラブだからだ。
🎙️新キャプテンのファンデフェンはまだ実戦でプレーしていないが、現在の状態は
今日はグループと一緒に練習し、非常に順調だ。オーストラリアでのプレシーズン中に少し問題を抱えた。フライトの影響かもしれないが、大きな問題ではない。しかし、プレーする状態ではなかった。だが、我々にはセネシやベン・デイヴィスがおり、明日の試合を戦い、結果を出すための良いコンディションは整っている。
🎙️ジェド・スペンスの退団に伴い、新たな右サイドバックを獲得する予定か。それともペドロ・ポロとアーチー・グレイのオプションに満足しているか
まず第一に、ジェドのことは大好きだし、素晴らしい関係を築いてきたので非常に残念だ。彼はとても良い青年で重要な選手だが、最終的には、彼が38試合出場したいと望むのであれば、私は保証を与えることはできない。特にスカッド内で激しい競争を生み出そうとしているのであればなおさらだ。
右サイドバックについては、現在世界で最高の、あるいはベスト3に入る選手がいる。左サイドバックにはウドギとロバートソンがおり、どちらもトップレベルだ。もしトッテナムのようなビッグクラブにこれ以上いたくないのであれば、去らなければならない。クティ(ロメロ)と同じだ。ヴィカーリオも水曜日にクラブを去る時に電話をくれた。残念だが、フットボールとはこういうものだ。
会見の最初に「魂」について話したように、我々全員が正しい精神と、ここにいることへの誇り、そして大きな野心とモチベーションを持っていなければならない。そうでなければ、モチベーションも野心もないまま私と1シーズンを過ごすのは、誰にとっても厳しいものになる。
🎙️別の右サイドバックは必要ないか
現時点では必要ないと思う。アーチー・グレイは中盤でのプレーを好むが、右サイドバックでも非常にうまくプレーできる。我々は十分だ。25〜26人の選手は必要ない。21〜22人で十分だ。特に、多くのポジションに適応できる選手が複数いるならなおさらだ。グレイは中盤と右サイドバック、ギャラガーは10番と8番、ファンデフェンやベン・デイヴィスは左サイドバックもできる。クドゥスはウイングと10番ができる。我々には多くの解決策がある。
🎙️デヤン・クルゼフスキの現在の状況は
彼は全体練習ではなく、個別のコーチとトレーニングしている。私は彼を注意深く観察している。第一に、彼はあまりにも苦しんでおり、人間として厳しい状況だったからだ。この期間、我々全員が彼に寄り添っている。彼は特別な選手であり、フィットしてプレー可能になれば、シャビ・シモンズのように違いを生み出せる選手だ。
記事解説
1人ではなく5人という体制は、近年のトッテナムでは異例だ。ロメロというクラブキャプテンを筆頭に据える形が続いてきた中で、あえて序列付きの複数キャプテン制を敷いた背景には、今夏だけで約40件規模の入れ替えが行われたスカッドの結束をどう作るか、という課題があるとみられる。デゼルビ監督が繰り返す「チームの魂を見つける」という言葉は抽象的な精神論に聞こえるが、実際には「誰か1人に象徴を背負わせるのではなく、複数の選手にリーダーシップを分散させる」という具体的な組織設計として現れた格好だ。
筆頭にファンデフェンを選んだ点も興味深い。ポロやマディソンの方がキャリアの積み上げや発信力では上回る印象もあるが、ファンデフェンは今夏に新契約へ合意したばかりで、クラブが長期的な中心選手と位置付けていることが明確な選手でもある。一方で、その”新キャプテン”としての初仕事が開幕戦の欠場になってしまう点は、発表のタイミングとしては皮肉な巡り合わせと言えるだろう。
グレイが5番手とはいえキャプテン格に名を連ねたことも見逃せない。加入からまだ日が浅く、なおかつ本職はミッドフィルダーとされる選手が早々にリーダー層へ組み込まれたのは、複数ポジションをこなせる柔軟性への評価であると同時に、若手であっても人間性次第で重用するというデゼルビ監督の姿勢を象徴している。スペンスの退団についてデゼルビ監督が「誇りを持ってこのクラブに残り、大きな野心とモチベーションを持つ選手でなければ厳しい」と語っていたことも踏まえると、今回のキャプテン発表は単なる役職人事ではなく、いま在籍する選手たちへの意思表示という側面も持つ発表だったと見るべきだろう。

