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【移籍】ガクポ移籍、実現可能性は”ほぼゼロ”に一転──2クラブは”無言”、鍵はリバプールのバルコラ獲得

【移籍】ガクポ移籍、実現可能性は”ほぼゼロ”に一転──2クラブは”無言”、鍵はリバプールのバルコラ獲得

✔ ガクポ移籍の実現可能性がほぼゼロに後退
✔ リバプールとスパーズの間は”無言”状態
✔ 鍵はバルコラのリバプール加入可否

レポート

最もスパーズ加入に近かったメディア論調から一転

一時期、オランダメディア発でガクポがトッテナムとの個人合意に達したとの報道もあり、スパーズはリバプールに6,900万ユーロ超を提示したとも伝えられていた。

しかし状況は一転している。デゼルビはこの夏、ガクポ獲得をできるだけ早く完了させたいと依然として望んでいるとされ、ガクポ本人も移籍には前向きだが、リバプールに対して強引に移籍を迫るつもりはないという。

「実現可能性はほぼゼロ」

Voetbal Internationalのジョースト・ブラウフ記者は自身のXで、両クラブの現状をこう説明した。

「現時点でリバプールとスパーズの間は無言状態にある。ブラッドリー・バルコラがアンフィールドに来ない限り、トッテナムにとって移籍が実現する可能性はほぼゼロに見える。双方とも自分たちの置かれた立場は理解している」

鍵はバルコラのリバプール加入

リバプールは現在、パリ・サンジェルマンからブラッドリー・バルコラとイブラヒム・エムバイエの2人を獲得すべく攻撃陣の補強を進めている。ブラウフ記者によれば、このフランス人の加入こそがガクポ移籍を動かす鍵になるという。「バルコラが加入しなければ、このオランダ人がスパーズに移る可能性は低い。もし加入すれば、判断はガクポ次第になる」とのことだ。

金曜日にはリバプールのアンドニ・イラオラ監督が、ガクポの去就を巡る臆測が続く中でも、本人を左ウイングやストライカーとして起用する構想に言及しており、リバプール指揮官が現時点でもガクポを計算に入れていることがうかがえる。

記事解説

今回の一件が示すのは、ガクポ移籍の実現可能性が、トッテナムとガクポ本人の意向だけでは動かせない完全な外部要因──リバプールの補強動向──に左右される構図になっている点だ。デゼルビがどれだけ早期決着を望んでも、リバプールがバルコラを獲得できなければ交渉のテーブルにすら着けない。移籍市場でしばしば見られる”玉突き”の典型例であり、当事者2クラブの努力だけではどうにもならない外部依存のリスクを抱えた交渉だと言える。9番不足という根本課題は依然としてスパーズに残ったままであり、ガクポ獲得が仮に動き出したとしても、それはウィンガー系の補強であって、純粋なセンターフォワード問題の解決策にはならない点も変わっていない。

金額表記にも注意が必要だ。8月19日時点ではTransfermarkt評価額の5,130万ポンドや、本サイトが伝えた7,000万ポンド規模の交渉進展という情報があったが、今回は6,900万ユーロ超という、通貨単位も出典も異なる数字が加わった。いずれも一次交渉の確定額ではなく、参照している指標や情報源が異なる点を踏まえて読む必要がある。デゼルビの”ボンバ”発言が後に本人によって修正された経緯も踏まえると、この交渉に関する威勢の良い発言は、実際の進捗より一歩先を行きがちだと捉えておくのが妥当だろう。

移籍期限は9月1日午後11時(現地時間)に迫っている。バルコラのリバプール加入が具体化する時期次第では期限間際の急展開もあり得るが、それまでは静観に近い状態が続く可能性が高い。