レポート
デゼルビが頭を悩ませる負傷者事情──ウドギとファンデフェンはプレシーズン出場ゼロ
スパーズはブレントフォードでのプレミアリーグ開幕戦を土曜に控え、デゼルビは複数の主力の状態に頭を悩ませている。クルゼフスキ、オドベール、クドゥス、シモンズが長期離脱中であることに加え、ウドギとファンデフェンの状態にも懸念が残る。両選手ともプレシーズンの親善試合には一度も出場しておらず、出場時間は慎重に管理されてきた。
ウドギは出場を目指し追い込み、慎重管理の背景にあった”筋肉系トラブル”
The Standardが伝えたところによれば、ウドギが昨シーズン繰り返した筋肉系の負傷こそが、スパーズが今夏彼の起用にリスクを冒さなかった理由だという。イタリア代表DFはブレントフォード戦の出場をまだ完全に断たれたわけではなく、出場に向けて食らいついている状態にあるとされる。
ファンデフェンは調整場に姿見せず、開幕戦は絶望的
一方、ファンデフェンについては悪材料が伝えられている。開幕戦を前にホットスパー・ウェイでのトレーニングで姿が確認されていないという。最近5年契約に署名したばかりのオランダ人DFだが、土曜の出場は見送られる公算が大きい。
明るい材料はソランケの練習復帰──リシャルリソンとの1トップ争いへ
明るい材料として、ドミニク・ソランケがスパーズの練習に復帰した。昨シーズンはほぼ全休を強いられたストライカーは、オーストラリア・ニュージーランド遠征からの帰国後、親善試合には一度も出場していなかった。ブレントフォード戦に向けてソランケがフィットすると判断されれば、プレシーズンで存在感を示したリシャルリソンとの1トップ争いという難しい選択をデゼルビは迫られることになる。
記事解説
ソランケの練習復帰は、単なる一つの好材料以上の意味を持つ。彼が本格的にコンディションを取り戻せば、デゼルビにとって開幕戦の1トップ起用は純粋な力比べになる。プレシーズンで結果を残したリシャルリソンを外すのか、復帰したばかりのソランケにいきなり開幕戦を託すのか、どちらを選んでもリスクを伴う判断だ。
ファンデフェンの欠場が濃厚な点は、守備陣にとって軽視できない痛手だ。今夏加入したセネシやファンヘッケが台頭してきているとはいえ、開幕戦という重要な一戦を新加入組中心の布陣で迎えることになれば、連係面の不安は拭えない。
ウドギの「出場に向けて食らいついている」という表現は、デゼルビ体制の慎重な負傷者管理方針を踏まえると、実際に間に合う可能性がそれなりにあることを示唆している。ただし筋肉系の負傷は再発リスクが伴うだけに、無理に起用して開幕直後に離脱を招くくらいなら、ここは慎重な判断が優先される可能性も十分にある。

