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【移籍】スパーズ、シティとサヴィーニョ、マーモウシュの”ダブル獲得”交渉──この動きの裏にあるガクポの立ち位置を考察

【移籍】スパーズ、シティとサヴィーニョ、マーモウシュの”ダブル獲得”交渉──この動きの裏にあるガクポの立ち位置を考察

✔ サヴィーニョに続き、マーモウシュ獲得もシティとの交渉テーブルに浮上
✔ ガクポはリバプールのバルコラ、ムバイエ獲得待ち──実現しなければペドロ・ネトに照準
✔ 今夏すでに6人に2億ポンド超を投じてなお、前線は最大3人体制の補強を模索中

レポート

シティとの間でサヴィーニョ、マーモウシュの”ダブル獲得”交渉が進行中

トッテナムはマンチェスター・シティに対し、サヴィーニョとオマル・マーモウシュの2人を同時に獲得する案で交渉していることが分かった。Sky Sports Newsによれば、スパーズは移籍期限までにサヴィーニョ、リバプールのコディ・ガクポ、さらに新たなセンターフォワードの3人を獲得したい考えで、マーモウシュもその選択肢の一つに数えられている。

シティとスパーズの協議自体は進展しているものの、正式な合意にはまだ至っていない。一方でサヴィーニョ本人はすでにトッテナム移籍への準備が整っているという。

シティは放出候補の後任をすでに用意

シティは放出する選手が出れば、その穴を埋める後任候補をすでに確保しているとされる。移籍期限まで残り2週間を切るなか、シティ側も選手の入れ替えを急ぐ構えだ。

ガクポ獲得はバルコラ、ムバイエ獲得待ちの状態

スパーズはガクポ獲得に動く前に、リバプールがブラッドリー・バルコラ、そして場合によっては同僚のイブラヒム・ムバイエ(パリ・サンジェルマン)を獲得するのを待っている状態だ。ガクポ獲得が実現できなければ、スパーズは別の候補に切り替える構えで、チェルシーのペドロ・ネトへの関心が伝えられている。

ガクポについては、デゼルビの下で9番として起用される可能性も取り沙汰されている。ただし本人が加入した場合にその起用法も検討対象にはなるものの、あくまで第一の狙いではないという。スパーズが求めているのは、得点力を備えた純粋なセンターフォワードと、前線全体を結びつけられる選手の両方だ。

理論上は今夏9人目の新加入もあり得る

ここまでの上積みを踏まえると、スパーズは理論上、今夏最大9人の新加入選手を迎える可能性がある。トッテナムはすでに今夏、主力6人の獲得に2億ポンド超を投じている。ニューカッスルからサンドロ・トナーリ、ウェストハムからマテウス・フェルナンデスという2人のミッドフィルダー獲得に1億8,500万ポンドを費やした。さらにクリスティアン・ロメロの後任として、ブライトンからヤン・ポール・ファンヘッケが5,200万ポンドで加入。マルコス・セネシ、アンディ・ロバートソン、マルティン・ドゥブラフカの3人はフリー移籍で加わっている。

記事解説

直前まで伝えられていた構図は、ガクポこそがスパーズ加入に最も近い候補だという見立てだった。8月17日付の交渉状況では、ガクポとの話し合いが7,000万ポンドの水準まで進んでいると報じられていた。ところが今回、シティとの間でサヴィーニョ、マーモウシュ2人を同時に獲得する交渉が一気に加熱し、優先順位が入れ替わったようにも映る。

この進展は、ガクポを出し渋るリバプールへの圧力にもなる。バルコラ、ムバイエの獲得が固まらない限りガクポを放出できないリバプールに対し、スパーズがシティ経由で前線の駒を先に揃えてしまえば、ガクポ獲得の優先度自体が下がりかねない。移籍期限まで残り2週間という制約のなかで決断を先送りするほど、リバプールは”売り時”そのものを逃すリスクを抱えることになる。

もう一つ考えられる仮説は、ガクポがそもそもデゼルビにとっての本命だったが、リバプールのアンドニ・イラオラ監督が、他の補強の進み具合にかかわらずガクポをチームに残す意向を固め、その方針がスパーズ側に伝わったのではないかというものだ。放出の可能性が事実上閉ざされたとスパーズ側が判断したのなら、シティとのサヴィーニョ、マーモウシュ交渉が一気に加速したタイミングとも符合する。この場合、バルコラ、ムバイエ待ちという表向きの説明は、イラオラの慰留方針を婉曲に伝えるための建前に過ぎない可能性もある。

ガクポ自身の去就は、この綱引きの結果を待つほかない状態にある。本人にスパーズ移籍の意思があったとしても、リバプールが後任を確保できなければ移籍は成立しない。デゼルビが「あと2、3人の補強が必要」と語っていた点を踏まえると、ガクポ獲得が長引くほど、サヴィーニョ、マーモウシュ経由でのダブル獲得の重要性は増していく。9番の補強はなお別軸で進める必要があり、前線全体のピースはガクポの動向次第で組み方が大きく変わることになる。