レポート
ゴールド氏の否定論を覆す新情報
トッテナムは移籍期限が迫る中でもニコラス・ジャクソンの獲得を追い続けており、スタンフォード・ブリッジでの彼の将来は不透明な状況が続いている。デゼルビ率いるトッテナムが移籍期限までに9番を補強したいという報道はここ数週間相次いでいた。今月に入り、バイエルン・ミュンヘンへのローンで結果を残せず古巣チェルシーに復帰したジャクソンへのトッテナムの関心が明らかになっていた。football.londonのアラスデア・ゴールド記者はこれまでスパーズによるチェルシー攻撃陣獲得の動きを否定的に見てきたが、新たな情報源はトッテナムが有力な候補の一つだと主張している。
ヴィラ、アトレティコと三つ巴の争奪戦
RMC Sportによれば、ジャクソンは移籍期限までにスタンフォード・ブリッジを去る可能性があり、トッテナム、アストン・ヴィラ、アトレティコ・マドリードの3クラブが争奪戦を繰り広げているという。同メディアは、25歳のジャクソン放出という選択肢が、ダニー・ウェルベック獲得で攻撃陣を強化したチェルシー内で「ますます現実味を帯びている」と伝えている。チェルシーは残り数週間で編成を整理する必要があり、クラブ内ではジャクソンの退団が「双方にとって望ましい」との見方があるという。同メディアはさらに、トッテナムとヴィラがセネガル代表FWにとって「最も具体的な選択肢」だと付け加えている。
壁となる6,000万ポンドの要求額
RMC Sportは、かつてヴィジャレアルに所属していたジャクソンを巡る交渉を妨げている要因の一つとしてチェルシーの要求額を挙げている。シャビ・アロンソ率いるチェルシーは、獲得希望のクラブに対し6,000万ポンドのオファーが必要だと伝えており、この要求額が興味を示すクラブの動きを鈍らせているという。同メディアによれば、ヴィラは当初ローンでの獲得を模索していたが、交渉が進展しているかは不明だとしている。
記事解説
今回の情報源には注意が必要だ。football.londonのアラスデア・ゴールド記者はスパーズ担当記者として現地での取材網に強みを持ち、これまでチェルシー攻撃陣獲得の動きを否定的に見てきた。一方のRMC Sportはフランスのメディアで、プレミアリーグ球団同士の内部事情に関する一次情報としての強みはゴールド記者に及ばない可能性がある。両者の見立てが正反対である以上、現時点ではジャクソン獲得を確定的な話として受け止めるべきではなく、今後の続報を待つ必要があるだろう。
注目すべきは、ジャクソンの要求額が6,000万ポンドとされている点で、これは本サイトで先に伝えたオシムヘンの評価額(6,000万ポンド超)とほぼ同水準だという点だ。デゼルビが求める9番の補強において、資金的な余力を考えれば、オシムヘンとジャクソンの両方を同時に追うのは現実的ではなく、いずれか一方に絞る局面がいずれ訪れる可能性が高い。オシムヘンについては週30万ポンドという給与面が焦点になっていたが、ジャクソンの場合は移籍金そのものが障壁になっている点で、交渉の構造が異なる。
フィット面では懸念も残る。ジャクソンは昨シーズンのバイエルン・ミュンヘンへのローンで結果を残せなかった経緯があり、直近のコンディションには疑問符が付く。デゼルビのスタイルに適応できるかどうかは、移籍金の妥当性以上に重要な論点になりそうだ。
投稿元:Tottenham and Aston Villa ‘most concrete options’ for £60m Premier League striker

