レポート
「THANK YOU」──Instagramで伝えた感謝の言葉
グリエルモ・ヴィカーリオが、ユベントスへのローン移籍完了後、Instagramでトッテナムのサポーターに向けて心のこもったメッセージを投稿した。
「親愛なるスパーズファンの皆さん…何から話せばいいでしょうか? 真っ先に浮かぶのは『ありがとう』という言葉です。加入した瞬間から、皆さんは私を温かく迎え入れてくれました。プレミアリーグの、しかも大きなクラブでプレーすることはずっと夢でした。だからこそトッテナムは、これからも私の心と記憶の中で特別な場所であり続けます。クラブ、スタッフの皆さん、そしてこの数年間ともにプレーしたすべてのチームメイトに心から感謝します。ヨーロッパリーグを共に制覇し、ファンの皆さんに与えた喜びを目にしたことは、決して色あせない思い出であり、これからもずっと誇りに思うことです。これからの、とてもワクワクするようなシーズンに幸運を。そしてもう一度、ありがとう!」
買い取りオプションは1,000万ユーロ(850万ポンド)で確定
ユベントスは週末にアストン・ヴィラ所属のエミ・マルティネス獲得を断念し、日曜にヴィカーリオへ標的を切り替えていた。月曜にメディカルチェックを行い、火曜にローン移籍を完了。契約には、ユベントスが完全移籍へ切り替えられる買い取りオプションが1,000万ユーロ(850万ポンド)で設定されている。ヴィカーリオは自身のアイドルであるジャンルイジ・ブッフォンと同じ道をたどる形で、トリノへ向かうことになった。
エンポリ加入から117試合、ビルバオの殊勲セーブ
イタリア代表のヴィカーリオは2023年夏、エンポリからトッテナムに加入し、これまでに117試合に出場した。昨シーズンのヨーロッパリーグ制覇に貢献し、ビルバオでの決勝ではマンチェスター・ユナイテッドのルーク・ショーのヘディングシュートを終了間際に防ぐ、殊勲のセーブを見せていた。
記事解説
今回のfootball.londonのアラスデア・ゴールド記者の報道により、ユベントスの買い取りオプションが1,000万ユーロ(850万ポンド)であることが改めて確認された形だ。本サイトではこれまで、football.londonの当初報道による850万ポンドという数字と、ロマーノが伝えた800万ユーロ+追加条項200万ユーロという内訳を、それぞれ参考値として扱ってきたが、両者を合算すればちょうど1,000万ユーロとなり、数字の整合性が取れる。今回の記事でこの金額が改めて明記されたことで、信頼度の高い数字として扱ってよいだろう。
アイドルであるブッフォンと同じ道をたどってユベントスへ向かうという構図は、発掘者ナディン氏のインタビューで語られていたブッフォン、ゾフ、ペルッツィの系譜という文脈とも重なる。本人にとっても、単なる移籍先ではなく特別な意味を持つ移籍であることがうかがえる。
在籍3年間の回顧記事で触れたように、ヴィカーリオはブーイングを浴びる場面もあるなど、必ずしも平坦な3年間ではなかった。それでも今回のメッセージからは、ヨーロッパリーグ制覇という共有体験が、そうした摩擦を上回る記憶として本人の中に残っていることがうかがえる。移籍市場の慌ただしい報道が続く中でも、こうした選手本人の言葉は、単なる数字や契約条件とは異なる角度からファンの記憶に残るコンテンツになるだろう。
投稿元:Guglielmo Vicario sends emotional classy message after Tottenham loan to Juventus

