レポート
プレシーズン出場ゼロの3人目のDFに関心
トッテナムでは、その位置に選手層が厚いわけではないにもかかわらず、3人目のディフェンダーが数日中に退団する可能性が出てきた。トッテナムはここ数日でクリスティアン・ロメロとジェド・スペンスを放出し、それぞれアトレティコ・マドリードとインテル・ミランへ移籍させたばかり。デゼルビ監督がこの2人を慰留するつもりがないと明言していたこともあり、この2件の移籍自体は驚きではなかった。しかし今度は、プレシーズンの親善試合に一度も出場していないもう一人のディフェンダーが、セリエAへ向かう可能性が浮上している。
ウドギがローマ移籍に「イエス」
ここ数日、複数のイタリアメディアがローマによるデスティニー・ウドギ獲得の動きを報じており、新たな情報によれば交渉は進展しているという。コリエレ・デロ・スポルト紙によれば、23歳のウドギはすでにスタディオ・オリンピコ行きに「イエス」と回答済みとされる。ウドギはクラブに対し、”完璧”だと感じられるクラブへの移籍以外は考えないと明言してきたとされ、ローマへの移籍はまさにその条件を満たす機会だと感じているという。
買い取り義務付きローンで交渉、2,130万ポンド
同紙の報道によれば、トッテナムは完全ローンでの合意を拒否しており、ローマ側は買い取り義務付きローンでの合意を目指し、トッテナムと常時連絡を取り合っているという。やや意外にも、デゼルビ率いるトッテナムは2,500万ユーロ(2,130万ポンド)というわずかな金額でウドギの放出に応じる意向だとも伝えられている。
現地では「安すぎる」の見方も
同紙は、デゼルビがアンディ・ロバートソンを左サイドバックのファーストチョイスと見なしているとしても、ベン・デイヴィスをその主要な控えとして頼りにするとは考えにくいと指摘する。ウドギが度重なる負傷に見舞われてきたことで、以前より放出しやすい選手になった可能性はあるものの、放出するならクラブは代替選手の獲得を望むはずだとしている。この移籍期限のタイミングで適切な代替選手を見つけるのは難しく、2,130万ポンドでの放出に応じるのは軽率だとの見方を同紙は示している。
記事解説
今回の報道が事実であれば、トッテナムの放出リストはさらに1件増えることになる。ロメロ、ジェド・スペンス、ラドゥ・ドラグシン、アシュリー・フィリップス、ルカ・ヴシュコヴィッチとセンターバック陣の入れ替えが続いてきたが、左サイドバックのウドギにまで放出の動きが及ぶとなると、守備陣全体の再編はさらに大規模なものになる。
ウドギがプレシーズンの親善試合に一度も出場していない点は、本サイトでもこれまで負傷者情報の中で継続的に取り上げてきた内容と符合する。出場ゼロという状態が単なる負傷によるものなのか、移籍を見据えた起用回避なのかは今回の報道だけでは判然としないが、少なくとも結果として今回の移籍報道と矛盾しない状況ではある。
仮にウドギが退団しても、追加の左サイドバック獲得が必須になるとは限らない。ファンデフェンはトッテナムではセンターバックが本職だが、オランダ代表では左サイドバックとしてもプレーしており、コンバートの実績がある。ボーンマスから加入したセネシが、ファンヘッケ同様に高いビルドアップ能力を見せていることを踏まえると、この2人がセンターバックのビルドアップを担う形が整いつつあり、ファンデフェンを左サイドバックとして起用する余地が生まれつつあると言える。
投稿元:Tottenham star says ‘yes’ to Roma after failing to play a single minute in pre-season

