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【移籍】ロマーノも明かすスパーズがペドロ・ネトを獲得に動く可能性──サヴィーニョとの徹底比較

【移籍】ロマーノも明かすスパーズがペドロ・ネトを獲得に動く可能性──サヴィーニョとの徹底比較
✔ 「サヴィーニョよりペドロ・ネトを優先すべき」との分析コラム
✔ ロマーノも、サヴィーニョ、ガクポが不調な場合の選択肢としてネトの名を明かす
✔ データ比較ではネトがゴール数・守備面で優位、サヴィーニョは推進力で優位

レポート

Football FanCastは、スパーズがサヴィーニョではなくペドロ・ネトの獲得を優先すべきだとする分析記事を掲載した。土曜のホッフェンハイム戦ではテルとムーアが輝いたが、ムーアはローン移籍予定、テルは加入以来一貫性を欠いており、デゼルビは実績のあるオプションを必要としているという。

同記事によれば、サヴィーニョは紙の上では最も創造的なワイドプレーヤーの一人だ。2024/25シーズンは全コンペティションで13アシストを記録し、プレミアリーグでの1試合平均キーパス数はマンチェスター・シティ内でケヴィン・デ・ブライネにしか及ばなかった。前進ドリブルの数値でも欧州トップ5リーグのウィンガーの中で上位1%に入るという。一方でシティでの通算84試合でわずか7ゴールにとどまり、2025/26シーズンは4ゴールのみ。8,500万ポンドという報道された金額に対し、記事はエンドプロダクトの少なさを踏まえると割高だと指摘している。約7,000万ポンドとされるリバプールのコディ・ガクポの方が賢明な補強になり得るとも述べている。

ファブリツィオ・ロマーノは週末、自身のYouTubeチャンネルで、チェルシーのネトがスパーズの選択肢の一つであることを認めた。ただし本命はあくまでサヴィーニョとガクポにセンターフォワードを加えるプランであり、ネトはその2件がまとまらなかった場合の代替として位置付けられており、現時点での最優先ターゲットではないという。Football FanCastは、ネトの方がより実績があり安定したアウトプットを提供できるとして、この序列に異議を唱えている。

同記事が示した2025/26シーズンの90分あたりのスタッツ比較では、シュート数や前進系の指標でサヴィーニョが上回る一方、オープンプレーのxAやビッグチャンス創出、成功ドリブル数ではネトが優位という結果が出ている。26歳のネトは、ウルヴス時代からチェルシー加入以前より高いレベルでのパフォーマンスを続けてきた選手で、ジョゼ・モウリーニョからは「世界最高のウィンガーの一人」と評されたこともある。

2024/25シーズンは50試合で9ゴール、続くシーズンはチェルシーで10ゴール10アシストを記録。守備面でもハードワーカーとされ、指揮官シャビ・アロンソがプレシーズンで右WBとして起用していることも、その信頼度の高さを裏付けているという。5,400万ポンドで加入した選手だが、現在の評価額は1億ポンドに達するとされる。

記事解説

この記事はFootball FanCastの分析コラムであり、確定した移籍情報ではなく「べき論」に基づく提言記事である点は前提として押さえておきたい。とはいえ、示されているデータ比較自体は具体的で、単なる好みの議論にとどまらない説得力を持っている。

ロマーノが明かした「サヴィーニョとガクポが不調な場合の代替」というネトの位置付けは、これまでの一連の報道とも整合する。スパーズの優先順位が変わらない限り、ネトが実際に交渉のテーブルに上がるのは、サヴィーニョかガクポのいずれかの交渉が破談した場合に限られそうだ。

データ比較で興味深いのは、両者の強みが明確に分かれている点だ。サヴィーニョは前進力とボール保持面で優れる一方、ネトはゴール前での質と守備意識で上回る。デゼルビが真に求めているのが「創造性の高い司令塔型ウィンガー」なのか「決定力も兼ね備えたオールラウンダー」なのかによって、どちらが適した補強かは変わってくるだろう。1億ポンドという評価額の高さを踏まえれば、ネトの獲得はサヴィーニョ以上に慎重な判断が求められる交渉になりそうだ。

ただし、アーセナルほどではないにしても、クラブ間のライバル関係を考えるとチェルシーとの間で即戦力クラスの選手の移籍取引が成立するかはやや疑問がある。一方で、選手の入れ替えが活発なチェルシーと、優良な取引先とできるかは、ライバルクラブとしての因縁を黙認すればリビルドを進め、給与体系を改善しているスパーズにとって大きなメリットも含んでいるだろう。