レポート
トッテナムは、グリエルモ・ヴィカーリオが2026/27シーズン、ユベントスへローン移籍することをクラブ公式サイトで発表した。今回の契約には、来夏に完全移籍へ切り替えられるオプションが含まれている。
来夏の買取オプション付きローン
今回のローン移籍は2026/27シーズン限りの契約で、シーズン終了後にユベントスが完全移籍への切り替えを選択できるオプション付きとなっている。クラブ公式発表では移籍金・オプション行使額については言及がない。
エンポリ加入から117試合、ヨーロッパリーグ制覇の立役者
ヴィカーリオは2023年6月にエンポリから加入し、トッテナムでは117試合に出場して29クリーンシートを記録した。2024/25シーズンのヨーロッパリーグ制覇では中心選手の一人で、優勝までの15試合中9試合に先発。ビルバオでの決勝では終盤に決定的なセーブを見せ、勝利に貢献した。
ウーディネ出身、代表では5キャップ
ウーディネ出身のヴィカーリオは2024年3月にイタリア代表に初招集され、これまでに5キャップを積んでいる。
記事解説
今回の正式発表により、ヴィカーリオを巡る一連の報道は決着した。8月17日に「決定的」と報じられ、8月18日には在籍3年間を振り返る回顧記事も掲載していたが、クラブ公式の発表を受けて移籍が確定した形だ。football.london等の報道ではユベントス側の買い取りオプションは850万ポンドと伝えられており、公式発表で金額に触れられていない点も踏まえると、この数字はあくまで報道ベースの参考値として扱うのが妥当だろう。
正ゴールキーパーの座を巡っては、フリー移籍でマルティン・ドゥブラフカが加入済みだが、プレシーズンの先発予想ではキンスキーが起用される場面もあり、現時点で後任が固まっているわけではない。ヴィカーリオ退団後の正ゴールキーパー争いは、開幕を控えたスパーズにとって注視すべき論点の一つになりそうだ。
ヴィカーリオにとっては、ビルバオでの決勝セーブに象徴されるように、ヨーロッパリーグ制覇という最高の形でクラブに貢献した3年間だった。今回のローンには買取オプションが付いており、来夏に正式な別れを迎える可能性が高い。まずは自身のキャリアを立て直す1年になることが期待される。

