📢【9/12(土)📺️初公開収録】スパーズジャパンTVが「スパーズ装飾」で彩られたHIS新宿で公開収録👀「参加無料」お申込みはお早めに!📣

【試合評】高井はベンチ入りも出番なし、マディソンは472日ぶり先発でPK献上──ホッフェンハイム2戦目は2-2ドロー

【試合評】高井はベンチ入りも出番なし、マディソンは472日ぶり先発でPK献上──ホッフェンハイム2戦目は2-2ドロー
✔ スパーズ、ホッフェンハイムとの2戦目は2-2ドロー
✔ マディソンが472日ぶりの先発も、与えたPKで試練の復帰戦に
✔ 高井はベンチ入りするも出番なし、ローン移籍が予想される

レポート

スパーズは日曜、ホットスパー・ウェイでの無観客親善試合でホッフェンハイムと対戦し、2-2の引き分けに終わった。ジェームズ・マディソンにとっては、2025年5月にヨーロッパリーグ準決勝1stレグのボドー/グリムト戦(3-1勝利)で膝を負傷して以来、実に472日ぶりの先発出場となった。29歳のマディソンはこれまで、リーズ・ユナイテッド戦(プレミアリーグ、1-1)終盤の途中出場のみで復帰を果たしていたが、長いプレシーズンを経て、デゼルビはついに待望の先発機会を与えた。しかし試合は思うようには運ばなかった。

開始15分足らずで、マディソンが与えたPKをアダム・フロジェクが12ヤードから決め、ホッフェンハイムが先制。数分後、ベン・デイヴィスがマテウス・フェルナンデスの絶妙なクロスに頭で合わせて同点に追いついた。土曜の敗戦を挽回しようとするホッフェンハイムは、前半の飲水タイム前に2度勝ち越しの好機を作ったが決めきれず、アディショナルタイム終盤、今度はルカ・ウィリアムズ=バーネットがゴールを決めてスパーズがリードを奪った。パペ・マタル・サールが中盤でチャレンジをかわしてパスを供給し、17歳のウィンガーが体勢を整える間もなく右下隅へ流し込む形だった。

後半に入ると、ハーフタイムで複数交代を行ったホッフェンハイムのヴァレンティン・ジャンドレイが早々に同点弾。アレックス・ホナイツェルのクロスに後方から合わせた。60分にはケビン・ダンソがウィリアムズ=バーネットの右サイドからの好クロスにヘディングで合わせるも、クロスバーを直撃。終盤にはマディソンと交代したレイス・エリオット=パリスが決勝点を狙ったヘディングを放つも枠を捉えられなかった。最終的に試合は2-2で終了し、デゼルビの意識は8月22日、ブレントフォードとのプレミアリーグ開幕戦へと移ることになる。

スタメン:ブランドン・オースティン、タイ・ホール、ケビン・ダンソ、ベン・デイヴィス、ソウザ(70分ハリー・バーン)、マテウス・フェルナンデス、ロドリゴ・ベンタンクール、ダモラ・アジャイ(71分ミラクル・アデウォーレ)、パペ・マタル・サール(90分ジェイミー・ドンリー)、ルカ・ウィリアムズ=バーネット(87分タイリース・ホール)、ジェームズ・マディソン(45分レイス・エリオット=パリス)

記事解説

マディソンの復帰戦がPK献上という形で始まったのは、本人にとってもチームにとっても皮肉な巡り合わせだった。472日という長いブランクを考えれば、多少の連係ミスや判断の遅れが生じるのは無理もない。むしろ重要なのは、ここから公式戦に向けてどれだけ実戦感覚を取り戻せるかという点だ。プレシーズン最終戦でまとまった時間を消化できたこと自体は、開幕へ向けたポジティブな材料といえる。

ウィリアムズ=バーネットの得点は、若手の台頭という観点で見逃せない。サールとの連係から生まれたゴールは、単なるまぐれではなく、狭いスペースでも慌てず流し込む技術の高さを示しており、今後のプレシーズン以降の起用に一定の説得力を持たせるパフォーマンスだった。一方でホッフェンハイム相手に無失点で終えられなかった点は、土曜の完勝ムードとは対照的に、守備の再現性という課題を浮き彫りにしたとも言える。開幕まであと1週間、細部の修正が求められる内容だった。

高井の状況も気になるところだ。今回はベンチ入りにとどまり、出番が回ってくることはなかった。今夏のスパーズはCB陣の顔ぶれが一気に厚くなっており、ダンソ、デイヴィス、セネシ、ファンヘッケ、ファンデフェンといった選手たちがこのポジションを争う構図の中で、高井にとって公式戦での出場機会を確保するのは容易ではなさそうだ。現時点で具体的な移籍先の情報は出ていないが、他の若手選手たちと同様、まとまった実戦経験を積むためにローン移籍という選択肢が有力になってくるとみられる。