スパーズは、ジェド・スペンスの移籍について、インテル・ミランと正式に合意したことをクラブ公式サイトで発表した。
ローンを経て復帰、ヨーロッパ制覇に貢献
スペンスは2022年7月にミドルズブラから加入し、スパーズでの通算出場数は85試合、2ゴールを記録した。26歳のスペンスは、リーグ・アンのスタッド・レンヌ、リーズ・ユナイテッド、イタリアのジェノアへのローンを経て、2024年夏にクラブへ復帰。2025年5月、ビルバオでのヨーロッパリーグ制覇にも貢献した。
イングランド代表として存在感、W杯でも活躍
2025年9月にイングランド代表デビューを果たしたスペンスは、現在14キャップを獲得しており、今夏のワールドカップでもイングランド代表としてベスト4進出に貢献した。クラブは公式発表の中で、今後の活躍を祈るとコメントしている。
スペンスをめぐっては、当初プレミアリーグの複数クラブに約4,500万ポンドで打診されていたが、いずれのクラブも高すぎると判断し交渉はまとまらなかった経緯があり、最終的にインテル・ミランとの間で3,000万ポンドでの合意に至っている。
記事解説
今回の公式発表により、スペンスの移籍はこれで正式に確定した。ローンでの武者修行を経て復帰し、ヨーロッパリーグ制覇やイングランド代表デビューまでたどり着いた道のりは、決して平坦ではなかっただけにファンにとっても感慨深い移籍といえる。
ペドロ・ポロという絶対的な右サイドバックの存在が、結果としてスペンスの出場機会を狭めてきた側面は否めない。ワールドカップでの活躍を経て、本人が主力としての出場機会を求める意志は明確であり、移籍という決断そのものは自然な流れだったとみられる。
3,000万ポンドという移籍金は、当初の希望水準を下回るものではあるが、代表クラスの右サイドバックとして新天地でどこまで進化できるかが、今回の移籍の評価を左右することになりそうだ。

