レポート
トッテナムは移籍市場が閉まる9月1日までに、さらなるストライカー補強の可能性を排除していない。GiveMeSportの上級記者ベン・ジェイコブスによれば、その候補の一人としてフライブルクのFWイゴール・マタノヴィッチの名前が挙がっているという。
スパーズは今夏すでに6人の新戦力を獲得しており、マンチェスター・シティのサヴィーニョ、リバプールのコディ・ガクポの獲得にも動いている。ロベルト・デゼルビは開幕前までに攻撃陣へ最低2人を加えたい考えで、理想を言えば来週土曜のブレントフォード戦の開幕アウェイゲームまでに、そのうち1人は完了させたいところだ。
“まるでバスケットボール選手”──196cmの新候補
新ストライカーの獲得も選択肢の一つとされ、特にリシャルリソンが今夏退団に至った場合は、その代替が必要になる。ジェイコブス記者は「Last Word on Spurs」のライブ配信で、あまり知られていない候補の名前を明かした。
同記者によれば、マタノヴィッチはフライブルクでここ1年ほど得点感覚が良く、若く興味深いプロフィールの選手だという。体格については「まるでバスケットボール選手のようだ」と表現。身長は約196cm、フライブルク加入後は好調を維持しており、クロアチア代表にも選出されている選手だと紹介した。昨シーズンの全コンペティション合計では15ゴール前後を記録しており、完成された選手ではないものの、今後注目に値する存在だとの見方を示している。
ブンデスリーガでの実績と空中戦の強さ
リシャルリソンも相棒のドミニク・ソランケも決して小柄ではないが、196cmのマタノヴィッチはより明確なターゲットマン、起点としてのプロフィールをデゼルビにもたらす存在になり得る。得点面で出遅れた時期を経て、直近2シーズンで29ゴールを記録し、代表でも12キャップで2ゴールを挙げている。
2025-26シーズンのブンデスリーガでの成績は、出場31試合(先発14)、11ゴール、xG9.24、アシスト2、xA1.33。空中戦の勝利数は83回に達しており、これはプレミアリーグにおけるリシャルリソンとソランケ2人合計の89回に迫る水準だ。サイドからのクロスに対する強さは、サヴィーニョやガクポとの相性という観点でも魅力になり得る。
記事解説
今回の情報は、まだ「候補リストの一人」という段階にとどまる。ジェイコブス記者自身も、まだ完成された選手ではないと留保をつけたうえで紹介しており、具体的な交渉が進んでいるわけではなさそうだ。
注目したいのは、これまでのデゼルビ体制の補強がプレミアリーグ経験者を中心に進んできた点との対比だ。マタノヴィッチはブンデスリーガでの実績のみで、プレミアリーグ未経験。この点で、これまでの補強パターンとはやや異なるプロファイルの候補といえる。
空中戦の数字を見ると、マタノヴィッチ単独の83回が、リシャルリソンとソランケ2人合計の89回に迫る水準にあるのは興味深い。196cmという体格を考えれば納得できる数字であり、ターゲットマンとしての適性は高いとみてよさそうだ。サヴィーニョやガクポとの並立を想定した場合、サイドからのクロスの受け手として機能する可能性は十分にある。
ただし、リシャルリソンの退団自体がまだ確定していない点には注意が必要だ。マタノヴィッチの獲得は、あくまでリシャルリソンが夏に退団した場合の代替候補という位置付けであり、現時点では複数の選択肢のうちの一つにすぎない。

