ファーストチームのアシスタントコーチであるアンドレアス・ゲオルグソンが、スウェーデン代表のアシスタント・ヘッドコーチに昇格した。
ノースロンドンでの役割と並行して母国の代表チームで働くゲオルグソンは、スウェーデンとの契約を延長し、その役割はより大きなものへと拡大された。
クラブではセットプレーの練習を主導しており、昨季のリーグ戦においてセットプレーからの得点が最も多いチームの一つとなる一方で、セットプレーからの失点はリーグで2番目に少ない数字を記録した。ゲオルグソンは代表チームでも同様の役割を担ってきたが、今回の昇格に伴い、その責任はさらに多様化することになる。
彼は2025年6月にクラブへ加入し、その後11月にグレアム・ポッターが就任したことに伴い、スウェーデン代表に合流した。役割に就いて最初の数ヶ月でスウェーデンのワールドカップ本大会復帰に貢献し、2026年FIFAワールドカップで同国がベスト32に進出した際もコーチングスタッフの一員として参加した。
記事解説
昨シーズンのスパーズは順位が低迷し、苦しい戦いが続いたが、その中にあってセットピースの分野だけは際立った実績を残していた。攻守両面でリーグ屈指の数字を残せたのは、ゲオルグソンの指導がチーム全体の不振とは別に、確かに機能していたことの証といえる。
クラブと代表の掛け持ちという形での昇格は、その専門性の高さを裏付けるものだ。特にセットピースというニッチながら勝敗に直結する分野で、クラブ・代表双方から評価されているのは注目に値する。
今回の昇格が興味深いのは、スウェーデン代表にはスパーズ所属のデヤン・クルゼフスキとルーカス・ベリヴァルが名を連ねている点だ。クラブで日々指導を受けているコーチが代表チームでも重責を担うことになれば、両選手にとってはクラブと代表の橋渡し役が一段と身近な存在になる。連携面や信頼関係という意味でも、この人事はスパーズにとって間接的なプラスに働く可能性がある。
一方で、代表活動における責任範囲の拡大は、スケジュール面での負荷増加を意味する。インターナショナルウィークのたびにクラブとの往復が必要になる中、スパーズ側の指導体制にどれだけの影響が出るかは今後注視すべき点だろう。

