レポート
ムニョスが本命候補
スペンスのインテル・ミラノ移籍が近づく中、スパーズはすでに2人の後継候補を特定しているといい、経験豊富なプレミアリーグの選手が候補リストの筆頭に挙がっている。ロマーノはすでに、2,700万ポンド規模でのインテル・ミラノとの合意について「here we go」を出している。
複数の情報源によれば、スパーズは新たな右SBを求めて市場を探っており、アーチー・グレイをポロの主たる控えとして起用する可能性は低いとみられている。ここへきて、ノースロンドンのクラブが、ロンドンのライバルクラブから経験豊富な南米出身選手の引き抜きを狙っていることが明らかになった。
スパーズ関連の情報筋ポール・オキーフ氏によれば、スパーズはクリスタル・パレスの右SBダニエル・ムニョスを高く評価しているという。コロンビア代表で51キャップを誇るムニョスは、その運動量と最終局面での貢献力から、スパーズに評価されている。パレスでのこの右SBは、2024/25シーズンに6ゴール8アシスト、続く昨シーズンも5ゴール4アシストを記録している。
オキーフ氏はXで「彼らはダニエル・ムニョスを気に入っている。本物のランナーで、ゴールへの脅威となる選手だ」と投稿している。
ネコ・ウィリアムスにも接触済み
先月、スパーズがスペンスの後継としてノッティンガム・フォレストのネコ・ウィリアムスへの乗り換えを検討していることが明らかになっていたが、オキーフ氏は今回、このウェールズ代表もスパーズが求める条件を満たしていることを改めて確認した。
同氏は別のX投稿で「ムニョスだが、彼とウィリアムスは両方とも彼らの求める条件を満たしている」と付け加えている。オキーフ氏はまた、デゼルビ体制のスパーズが今夏すでにウィリアムス獲得を検討済みであることも確認したが、再アプローチするかどうかは不明だとしている。「すでに彼を見ていた。再アプローチするかは分からない」と投稿し、フォレストの選手への正式な問い合わせを行ったかを具体的に問われると、「行った」と回答している。
しかし報道によれば、ウィリアムスはマンチェスター・ユナイテッドにとっても最有力候補の一人であり、マイケル・キャリック監督もこの25歳を評価しているという。
記事解説
この記事は、以前紹介した「登録ルール」記事で触れたネコ・ウィリアムスの話題を、具体的な裏付け情報として補強するものだ。あの記事では、ウィリアムスがホームグロウン選手に該当するという独自の裏取りを紹介したが、今回の記事によって、実際にスパーズがこの選手を検討・接触していたことが確認できた。
ムニョスという新しい候補名も見逃せない。51キャップという豊富なコロンビア代表での経験と、2シーズン連続でのゴール関与という具体的な実績は、単なる噂以上の説得力を持つ。
クリスタル・パレスというロンドン内のライバルクラブからの引き抜きという構図も、以前紹介した「プレミア上位陣との売買を避ける」という一連の議論とは異なる文脈であり、興味深い対比になる。確かな能力はあるものの、ムニョスは30歳でパレスからすれば「売却益」を得る最後のチャンスとなる。スパーズが説得力のある移籍金を提示できれば、すんなりと獲得を決めることができるのかもしれない。
ユナイテッドとの争奪戦という構図が明らかになったことで、ウィリアムス獲得の実現性はムニョスと比べてやや不透明になったとも言える。複数候補を並行して検討するという、これまでも見られたスパーズの補強戦略が、右SBのポジションでも踏襲されていることがうかがえる。

