2014年の加入以来、ベン・デイヴィスは常にチームを支え続けてきた。大怪我からの復帰を果たした33歳のベテランDFが、新シーズンへの意気込みやスパーズでの日々を語った。
2014年夏にスウォンジーから加入し、AELリマソール戦でヨーロッパリーグ・デビューを果たして以来、全公式戦で363試合に出場している。これはジャーメイン・デフォーと並びクラブ歴代25位タイの記録だ。また、ウェールズ代表でも100キャップの大台に到達した。
現在33歳。加入時はわずか21歳だった彼にとって、2026年の始まりは試練となった。1月に膝の負傷でシーズンの残りを棒に振り、3月にはウェールズ代表がワールドカップ予選でボスニア・ヘルツェゴビナに敗れるのを外から見ていることしかできなかった。
しかし現在、彼は完全にフィットし、再びピッチに立つ準備ができている。

🎙️スパーズでの13回目のプレシーズンを迎えた今の心境は?
新たな1年、そして正直に言って新たな旅に興奮している。フットボールにおいて、僕のように長くクラブにいるとマンネリを感じるかもしれないが、僕にその感覚はない。本当にワクワクしている。今年1月にひどい怪我をしたが、復帰に向けて必死に取り組んだ。このプレシーズンはとても調子が良い。トレーニングや試合に復帰できて嬉しい。これから起こることにとても期待している。
🎙️ロベルト・デゼルビについて
監督は質の高いフットボールを追求することに妥協がない。毎日トレーニングピッチで要求が厳しいが、監督が望むプレーをするには努力が必要だ。それがうまくいった時のフットボールは美しいものになると分かっているからだ。
🎙️チーム内に家族のような絆が築かれていると感じるか?
昨シーズンのような困難を経験したからこそ、それは重要だ。苦しい時期に選手もファンも耐え抜き、クラブに関わる全員がその状況の難しさと、そこから抜け出すために何が必要かを感じていた。困難な時期を共に過ごすことで絆が深まることがある。ファン、スタッフ、コーチ、選手全員がその苦難の瞬間によって結ばれていると感じている。それが僕らをチームとして、そして個人としてより強くする。

🎙️ヤン・ポール・ファンヘッケやマルコス・セネシといった守備陣の補強と自身の復帰で、最終ラインは強固に見えるが
新加入選手たちも含めて、僕らは興奮している。今年僕らに何が期待されているか、明確な目標を共有している。ボールを保持して良いプレーをすることが重要だ。ボールを持てば持つほど守備の時間は減り、それが守備の助けになる。
🎙️21歳で加入し、今や33歳で2児の父。まさにスパーズで大人になったと言える
文字通り、ここで成長した。スパーズのようなクラブと契約した時、10年以上もここにいるとは普通思わないだろうが、僕はとても幸運だった。ハードワークし、このクラブのためにできるすべてを捧げてきた。それが僕がまだここにいる理由だろう。スパーズは僕の人生の大きな部分を占めるようになった。これからもずっと僕の人生における大きな章であり続ける。

🎙️ここで作った友人関係も同じくらい重要ではないか?
100%その通りだ。素晴らしい人たちに出会えた。ここに引っ越してきて妻と出会い、子供たちも生まれた。人生の大きな瞬間、重要な時期、良い時も悪い時も共有してきた。このフットボールクラブで毎日顔を合わせる人たちとは、おそらく自分の家族よりも長い時間を過ごしている。素晴らしい人たち、そしてこれからも長く僕の人生に関わるであろう人たちと一緒に過ごすことができて幸運だった。ここでの生活は本当に素晴らしい。ここに来てから、僕は本当に恵まれている。これ以上良い結果になるなんて想像もできなかった。
記事解説
このデイヴィスのインタビューは、スパーズが“再構築の最中にあるチーム”であることを示す重要な材料だ。補強や戦術の話題が多い中で、デイヴィスのような“長期在籍の精神的支柱”がどのようにチームを支えているかを描いている点が価値になる。
特に、昨季の残留争いを経て「困難を共有したことで結束が強まった」という言葉は、デゼルビが求める“家族的な集団”の形成と一致している。戦術的な要求が厳しいデゼルビの下で、デイヴィスの経験と姿勢は若手や新加入選手の指標となる。
また、守備陣の再編成が進む中で、デイヴィスの復帰は“安定の基準点”として重要だ。ファン・ヘッケやセネシの加入により競争は激しくなるが、デイヴィスの存在は守備ユニットの成熟を促す役割を担う。
デイヴィスの言葉のよって、移籍のニュースとは異なる角度から「スパーズがどのような集団を作ろうとしているか」を示しており、クラブの内側を理解する上で価値の高い内容となっている。

