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【発言】ヴシュコヴィッチ「移籍金は気にしていない」──”憧れの地”はスペインと告白

【発言】ヴシュコヴィッチ「移籍金は気にしていない」──”憧れの地”はスペインと告白

✔ ヴシュコヴィッチ、5,000万ポンド規模の移籍金へのプレッシャーを否定
✔ プレミアリーグ入りは「最大の夢ではなかった」と率直に告白
✔ “憧れの地”はスペイン、理由はクロアチアとの生活の近さ

レポート

「移籍金は気にしていない」

ヴシュコヴィッチは、ブライトンでの自身にのしかかる4,600万ポンド(上乗せ込みで最大5,000万ポンド)という初期移籍金について、不安はないと明言した。このクロアチア代表DFは、今夏スパーズから、公式戦出場を一度も果たすことなくシーガルズへ移籍している。The Athleticの取材に対し、「(移籍金は)そこまで重要ではない。それはただの数字だから。自分自身を証明しなければならないし、ベストを尽くさなければならない。それをやろうと思っている」と語った。

「プレミア入りは最大の夢ではなかった」

ヴシュコヴィッチは今夏、クロアチア代表としてW杯にも出場したが、今回の新章は、ドイツのハンブルガーSVでの好調なローン期間の後に訪れたものでもある。ブンデスリーガ28試合で6ゴールを記録するなど、印象的な活躍を見せ、バイエルン・ミュンヘンやバルセロナとの関連も報じられていた。ようやくイングランド最高峰でプレーする機会を得たことに感謝しつつも、それが「最大の夢」ではなかったとも認めている。

「(プレミアリーグで)プレーするのを楽しみにしているが、自分の最大の夢ではなかった。もちろん世界最高のリーグだし、できるだけ早く初出場を果たせることをとても嬉しく思っている。本当に嬉しいし、ある意味誇らしくも思う」

最大の夢を問われると、「多分スペインかな。クロアチアと生活が一番似ているから」と答えている。

スパーズには追加条件、守備陣は充実

スパーズは、比較的達成しやすいとみられる400万ポンドの上乗せ条件に加え、20%のセルオン条項を契約に盛り込んでいる。さらに、将来ブライトンがこの選手に対して受けるいかなるオファーにも、優先的に対抗できる権利(マッチング・ライト)も確保している。現在、デゼルビ体制のスパーズは、ブライトンからファンヘッケを5,200万ポンドで、セネシをボーンマスとの契約満了によりフリーで獲得しており、守備陣の選手層は充実している。ファンデフェンは新たな長期契約に署名済みで、キャプテンのロメロは、アトレティコ・マドリードが獲得へ動く中、退団が濃厚な情勢が続いている。

記事解説

ヴシュコヴィッチの発言で最も率直なのは、「プレミアリーグは最大の夢ではなかった」という一言だ。多くの若手選手が”憧れの舞台”として語るこのリーグを、あくまで「世界最高のリーグの一つ」と冷静に位置づけつつ、自身の本当の憧れをスペインだと明かした点は、単なる社交辞令を超えた率直さを感じさせる。

移籍金へのプレッシャーを否定する姿勢も印象的だ。5,000万ポンド規模という巨額の評価額は、通常であれば大きな重圧になりうるが、「ただの数字」と割り切る姿勢は、19歳という年齢を考えれば、精神的な成熟度の高さを物語っている。

スパーズ側に残されたセルオン条項とマッチング・ライトも見逃せない。公式戦出場ゼロのまま送り出した選手について、将来的な収益機会と、再獲得の選択肢の両方を確保している点は、以前紹介した育成戦略(デヴァイン、ヴシュコヴィッチ、ヤン・ミンヒョクの提携クラブ活用)とも一貫した、抜け目のない契約設計と言えるだろう。

なお、今回のヴシュコヴィッチの発言について、これからピッチ上の彼をサポートする立場にあるブライトンのファンがどのように感じるかを本人は考えるべきだろう。

ヴシュコヴィッチに付けられたマッチング権とは?📺️スパーズジャパンTV