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【本音】コロ・ムアニ「心はユベントスにあった」──スパーズでの不振、本人が明かした真相

【本音】コロ・ムアニ「心はユベントスにあった」──スパーズでの不振、本人が明かした真相

✔ コロ・ムアニ、スパーズでの不振の理由を”個人的なもの”と告白
✔ 「心はユベントスにあった」と率直に認める
✔ ユベントスへ完全移籍、最大4,270万ポンド規模

レポート

「心はユベントスにあった」

コロ・ムアニは、スパーズでのローン期間が不振に終わった理由の一つとして、心がユベントス復帰への思いに向いていたことを認めた。ユベントスは昨夏、トリノでの半年間の好調なローンを経て、PSGとの完全移籍交渉をまとめられなかった。スパーズは移籍市場終盤、当時のトーマス・フランク監督のもとで、買取オプションなしのローンとしてこの27歳を獲得している。結果としてこの判断がクラブの後悔にはならなかった。コロ・ムアニのシーズンは、おおむね期待外れに終わったからだ。チャンピオンズリーグでは9試合4ゴール2アシストと存在感を示したものの、プレミアリーグでは30試合出場でわずか1ゴール(暫定監督イゴール・トゥドール就任初戦のアーセナル戦)、アシストもリバプール戦の1つのみにとどまった。現指揮官デゼルビは、過去のハイライト映像を見せるなどしてコロ・ムアニから結果を引き出そうと試みたが、負傷者続出の中でウイングでの起用が求められる中、それ以上のゴール関与を引き出すことはできなかった。

「個人的なことだった」と率直な告白

元アイントラハト・フランクフルトのストライカーは、Tuttosport紙に掲載されたインタビューで、スパーズが自分に合わなかったのは個人的な部分が大きかったと認めた。「うまくいかないことがいくつかあった。自分にとっては、もっと個人的なことだった。心が少しどこか別の場所にあったと思う。ユベントスに戻りたかった」と語っている。負傷にも見舞われたが、すべてから回復できたとし、「新しいバージョンの自分」として新章に臨むと述べた。

ユベントス完全移籍、最大4,270万ポンド

コロ・ムアニにとって、より良い記憶を持つユベントスへの復帰がすべてだった。イタリアの同クラブは今月、最大4,270万ポンド(5,000万ユーロ)規模となりうる完全移籍で正式に獲得している。「自分にとって特別なことだ。ユベントスだから。象徴的なクラブだ」と喜びを語り、代理人・家族との話し合いを経て、迅速に合意に至ったことも明かした。

記事解説

この告白は、以前からファンの間でくすぶっていた疑念に、本人自らが答える形になった。「心ここにあらず」という状態でのプレーが、数字(プレミアリーグ30試合1ゴール)という形で如実に表れていたことになる。単なる相性の問題や戦術的なミスマッチではなく、選手個人の精神状態という、より本質的な要因が不振の根底にあったことが確認できた。

デゼルビが過去のハイライト映像を見せてまで奮起を促していたというエピソードは、指揮官がこの選手のポテンシャルを最後まで信じていたことを示している。それでも結果につながらなかった以上、心理的な要因の大きさを裏付ける材料と言えるだろう。

スパーズにとって、この一件は結果的に”賭けに出なくて正解だった”というケースになった。買取オプションなしのローンという慎重な契約設計が、今回の不振による損失を最小限に抑えたことになる。以前紹介したエンドリッキ交渉における「完全移籍のみ検討」という報道とも合わせて考えると、こうした”心ここにあらず”のリスクを踏まえた契約構造の重要性が、改めて浮き彫りになった形だ。