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【移籍】バルシュ・アルペル・ユルマズにスパーズが4,280万ポンドの獲得オファー──エヴァートンの3,000万ポンド提示は拒否済み

【移籍】バルシュ・アルペル・ユルマズにスパーズが4,280万ポンドの獲得オファー──エヴァートンの3,000万ポンド提示は拒否済み
✔ スパーズがユルマズ獲得へ4,280万ポンドのオファーを準備
✔ エヴァートンの3,000万ポンド提示はガラタサライが既に拒否
✔ サヴィーニョ交渉が停滞する中、代替ウィンガーとして急浮上

レポート

トッテナムは今夏、前線の補強を複数進める方針を崩していない。サヴィーニョ、コディ・ガクポといった大物との交渉が並行して報じられる一方、マンチェスター・シティとの交渉が長引くなか、代替候補となるウィンガーの物色も続けている。その最有力候補として浮上しているのが、ガラタサライ所属のトルコ代表FW、バルシュ・アルペル・ユルマズだ。

本気度で先行するトッテナム

トルコの現地紙ABC Gazetesiは、トッテナムとエヴァートンがともにユルマズの獲得を狙っていると報じつつ、両クラブのうち本気度で先行しているのはトッテナムだと伝えた。同紙によれば、クラブは5,000万ユーロ(4,280万ポンド)規模のオファーを準備しており、ガラタサライの出方を試そうとしているという。

エヴァートンの3,000万ポンドは一蹴

ABC Gazetesiによれば、エヴァートンはすでに3,500万ユーロ(3,000万ポンド)相当の口頭オファーを提示していたが、ガラタサライは即座にこれを拒否した。同クラブは書面による具体的なオファーでなければ交渉のテーブルに着かない姿勢を明確にしており、今後はトッテナムからの本格的な提示が焦点となる。

ユルマズの契約はラムス・パーク(ガラタサライのホーム)で残り2年。本人はプレミアリーグ移籍への意欲を持ちながらも、クラブの意向に反してまで退団を強行する構えはなく、最終的な判断はガラタサライに委ねられているとされる。

記事解説

今回の報道の出どころは、ロマーノやThe Athleticのような一次情報に強い記者ではなく、トルコの現地紙ABC Gazetesiである。情報源の信頼性という観点では中堅クラスにとどまり、金額や、本気度で先行しているという評価をそのまま確定情報として扱うのは早計だ。ただし、エヴァートンのオファーが実際に拒否されたという具体的な事実が絡んでいる点は、単なる憶測記事とは性質が異なる。

注目すべきは、トッテナムがサヴィーニョをめぐるシティとの交渉に決着をつけられないまま、複数の代替候補を同時並行で検討している構図だ。ユルマズはその一角であり、ガクポと合わせて左サイドの選択肢を厚くする動きとみてよい。ただし、複数のウィンガー獲得に同時に動く以上、最終的にどこへ資金を優先配分するかという判断が今後の焦点になる。

ガラタサライが「具体的なオファー」以外は相手にしないという姿勢を貫いているのは、単なる強気の演出ではないだろう。契約が残り2年ある以上、クラブ側には急いで売る理由がない。評価額をつり上げられる立場にあるチームが、口頭ベースの提案を取り合わないのは、移籍市場の力学として自然な振る舞いといえる。

一方でトッテナムが4,280万ポンド規模のオファーを準備しているとされる点は、エヴァートンの提示額を大きく上回る水準で臨むことで、交渉の主導権を早期に握ろうとする狙いとみられる。中途半端な金額で様子を探れば、ガラタサライ側に足元を見られて価格をつり上げられかねない。最初から大きく踏み込むことで、交渉の長期化自体を避けようとしていると考えられる。ただし、この金額はあくまでトルコメディア発の推定額であり、実際の交渉が同水準で進むとは限らない。