レポート
フォレストが関心、”退団前提”の書きぶり
今夏、記録的な補強を続けてきたスパーズだが、その一方でクラブ史上最高額での加入選手の一人が、今度は放出候補として名前が挙がっている。移籍情報記者ジャンルイジ・ロンガリ氏によれば、ノッティンガム・フォレストがドミニク・ソランケの動向を注視しているという。
ロンガリ氏は自身の投稿で、ソランケを「スパーズを離れるストライカー」と表現しており、退団自体はほぼ既定路線であるかのような書きぶりだった。
フィットしない2年間
ソランケは2024年、ハリー・ケインの”後継”として、ボーンマスから6,400万ポンドで加入した。しかしノースロンドンでの日々は、負傷に悩まされ続けており、加入以来、大きな負傷のないシーズンを一度も過ごせていない。今夏すでに6人の新戦力を獲得し、メリアのローンなど計7人を放出済みのスパーズだが、この夏の再編はまだ終わっていないとみられている。
放出なら前線は”手薄”に
今夏の移籍市場でスパーズが放出に踏み切るかどうかは未確定だが、仮に実現した場合、深刻な問題を抱えることになる。現状、ソランケの控えとして機能する現実的なオプションはリシャルリソンのみであり、新戦力の補充なしに放出だけが先行すれば、前線の選手層は極めて薄くなってしまう。
記事解説
この報道は、単独で見るより、今日ここまで追ってきたオシムヘン、ミカウタゼ、エンドリッキといった一連のストライカー獲得検討の文脈と合わせて読むと、より腑に落ちる。ソランケの放出が現実味を帯びているからこそ、スパーズは複数の候補を並行して検討しているのだろう。
ただし、以前報じた「崖っぷちのプレシーズン」という文脈を踏まえると、ソランケへの評価低下は今夏に始まったことではない。プレシーズンでの起用が控えめだった背景には、こうした放出構想がすでに水面下で進んでいた可能性もある。
スパーズにとって最大のリスクは、新戦力の獲得が固まらないままソランケの放出だけが先行してしまうことだ。オシムヘン、ミカウタゼ、エンドリッキのいずれも交渉の決着には至っていない状況で、もしソランケが先に去れば、開幕直前に前線の駒が極端に不足するという事態にもなりかねない。放出と獲得のタイミングをどう合わせるかが、今後数週間の最大の焦点になりそうだ。

