レポート
先制を許すも、ギャラガーが同点弾
デゼルビ率いるスパーズは、ヘタフェCFとの1-1引き分けを経て、プレシーズン無敗を継続した。試合は土曜日午後、ホットスパー・ウェイで非公開開催され、35分ハーフ×2の計70分制で行われた。
前半、スパーズはボール保持で優位に立ちながらも、堅い守備を敷いたラ・リーガのチームのゴールを崩し切れなかった。55分、ヘタフェのアルベルト・リスコが先制点を挙げる。この攻撃的MFは体を反転させながら巧みにボールを収め、ファンヘッケをかわしてワンツーを絡め、キンスキーの届かないシュートを突き刺した。
しかしスパーズはすぐに反撃する。わずか5分後、トナーリからリシャルリソンへのパスを受けたギャラガーがゴール前へ抜け出し、右足アウトサイドでのワンタッチから、ゴール左下隅へ強烈なシュートを叩き込み同点に追いついた。終了間際にはテルの深いクロスにリシャルリソンがヘディングで合わせたが、GKソリアの好セーブに阻まれた。
先発メンバーと欠場者
先発は、キンスキー、グレイ、ファンヘッケ、デイヴィス、ロバートソン、ベリヴァル、トナーリ、ムーア、ギャラガー、テル、リシャルリソンの11人で、フル出場を果たした。
マディソン、ソランケ、フェルナンデス、ソロモンはいずれもメンバー入りを果たせず、今週トレーニングに復帰したばかりのベンタンクール、セネシ、サールの3人も、今回は試合を回避した。
右サイドバックで先発したアーチー・グレイが、今回もキャプテンを務めた。
試合データ
スパーズ(4-3-3):キンスキー、グレイ、ファンヘッケ、デイヴィス、ロバートソン、ベリヴァル、トナーリ、ギャラガー、ムーア、リシャルリソン、テル
控え(出場なし):ヴィカーリオ、高井幸大、ドンリー、スカーレット、ヤン、ハーディ、バーン
ヘタフェ(4-4-2):ダビド・ソリア、ジェネ(オスカル)、アブカール(ダビンチ)、ハムドゥン、モンテス(キコ・フェムル)、A・ガルシア(Z・ロメロ)、マンガラ、リスコ(マリオ・マルティン)、エブラ(クロ)、サトリアーノ(B・マヨラル)、パチョン(R・テラツ)
控え(出場なし):レタチェク、イブ、ディエゴ
得点:スパーズ – ギャラガー(60分)、ヘタフェ – リスコ(55分)
警告:ヘタフェ – エブラ
主審:ニック・ホプトン 会場:ホットスパー・ウェイ 天候:晴れ間あり、微風、27度
記事解説
この結果により、デゼルビ体制のスパーズは、今夏のプレシーズン5試合で3勝2分と無敗を継続している。これまでMKドンズ、オークランドFC、チェルシーに勝利し、シドニーFCとは1-1からのPK戦を制していた。今回のヘタフェ戦を含めても白星を落としていない点は、開幕に向けて良い流れを作れていると言える。
欠場者リストからは、今夏の負傷者続出という課題が改めて浮かび上がる。マディソンとフェルナンデスは既報の負傷を抱えたままであり、ソランケも出場機会を慎重に管理されている段階だ。一方、ベンタンクール、セネシ、サールの3人が今週トレーニングに復帰しながらも、あえてこの試合を回避したという事実は、デゼルビが開幕直前の負荷管理により一層慎重になっていることを示唆している。無理に実戦復帰を急がせるより、来週のホッフェンハイム戦、あるいはブレントフォードとの開幕戦を見据えた段階的な調整を優先している可能性が高い。
ソロモンの欠場も、単なる負傷や調整とは異なる文脈で理解する必要がある。すでに報じた通り、本人はウェストハムとの700万ポンド規模での移籍合意が近づいている段階にあり、今回の欠場はメディカルを控えた移籍協議を優先した結果である可能性が高い。
次戦は来週末、ブンデスリーガのTSG1899ホッフェンハイムとの2連戦だ。まず8月15日、ホットスパー・スタジアムで自軍サポーターの前での一戦が組まれ、翌日にはホットスパー・ウェイでの非公開試合が続く。この2試合を経て、8月下旬のブレントフォード戦(プレミアリーグ開幕戦)を迎える流れとなる。

