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【容認】デゼルビ「本人の意志を尊重したい」──ロメロには電話せず、退団容認の真意

【容認】デゼルビ「本人の意志を尊重したい」──ロメロには電話せず、退団容認の真意

✔ デゼルビ、ロメロへ電話で慰留はしなかったと明かす
✔ 「選手の意志を尊重したい」と退団容認の姿勢を説明
✔ ルッジェーリのヴィラ移籍が完了すればアトレティコが本格始動

レポート

「電話では説得しなかった」

デゼルビ監督はW杯のイングランド戦(準決勝)の後、ロメロにメッセージを送ったものの、残留を説得するために電話をかけることはなかったと明かしている。

「彼が私に伝えたことを尊重した。グリエルモ・ヴィカーリオのときと同じように、どの選手に対してもそうしている」

「選手としてのロメロは世界最高のセンターバックの一人だ。しかし最終的に、私は選手たちの意志を尊重したいと考えた」

デゼルビは実力を高く評価しながらも、本人の意向を最優先する姿勢を強調した。

アトレティコの布陣が整いつつある

アトレティコ・マドリードは、ロメロの同郷指揮官ディエゴ・シメオネのもとで、ロメロへの関心を再燃させている。アトレティコは、ロメロがインテル・ミラノよりもマドリードへの移籍を望んでいると見ており、獲得競争において依然として有力な立場にあると自信を見せているという。

Sky Sportsによれば、アトレティコはマッテオ・ルッジェーリのアストン・ヴィラ移籍完了に近づいており、これが実現すればロメロを含む守備陣の補強に本格的に動き出せる状況になる。

アーセナルの関心は”実現可能性は低い”

一方、The Athleticの報道によれば、アーセナルもロメロの状況を注視しているという。ガナーズがこのアルゼンチン代表を高く評価していることは間違いないが、スパーズ側は現時点でアーセナルからの関心を”把握していない”とされる。いずれにせよ、スパーズが主将をライバルクラブへ売却することは極めて考えにくく、この移籍が実現する可能性は”ほぼない”と評されている。

記事解説

デゼルビの発言から見えるのは、単なる”放出容認”にとどまらない、選手との信頼関係を重視する指揮官としての姿勢だ。「電話では説得しなかった」という一言は、以前報じた”1月まで待ってほしい”とベリヴァルを直接説得したエピソードとは対照的だ。同じ中盤・守備陣の主力であっても、選手によって対応を使い分けていることがうかがえる。

この違いの背景には、ロメロがすでにキャプテンという重責を担い、クラブへの貢献を十分に果たしてきたという評価があるのかもしれない。デゼルビが「世界最高のセンターバックの一人」と最大級の評価を与えながらも、あえて慰留に動かなかったという事実は、円満な送り出しを望む意図の表れとも読める。

実務面では、ルッジェーリの売却完了がアトレティコの動きを左右する鍵であることが改めて確認された。この点は既報の内容と一致しており、交渉全体の停滞・進展のペースは、依然としてアトレティコ側の資金繰り次第という構図が続いている。