レポート
股関節の古傷が再発
ジェームズ・マディソンは、股関節の古傷が再発していると報じられている。スパーズは2週間後、ブレントフォードとの敵地開幕戦でプレミアリーグを開幕させる予定で、クラブはマディソンがこの試合のメンバー入りできることを望んでいる。29歳のマディソンは昨シーズン、ちょうど1年前のニューカッスルとのプレシーズン親善試合で負った膝の負傷の影響で、わずか3試合の出場にとどまっていた。
次期キャプテン最有力候補に暗雲
マディソンは昨季スパーズの副キャプテンを務めているが、クリスティアン・ロメロの退団後、正式にキャプテンに指名される見通しだと報じられてきた。しかし持続的な負傷に見舞われている現状を受け、デゼルビ監督はこの計画の変更を迫られる可能性がある。負傷によるコンディション不良がマディソンの出場機会を制限してきた経緯を踏まえ、デゼルビは退任するアルゼンチン人DFのロメロから、別の選手へキャプテンマークを引き継がせる選択肢を検討することもあり得る。
プレシーズンは全休
マディソンは今夏のプレシーズンに一度も出場していない。デゼルビ監督はシドニーでの公開練習後、このイングランド人が”軽度の問題”を抱えていることを明らかにしていた。デゼルビはプレシーズンツアーでマディソンを起用するリスクを冒さない判断を下しており、新シーズン開幕時には出場可能な状態になっていることを期待しているという。
記事解説
この報道は、単独の負傷情報にとどまらない意味を持つ。以前の記事で、ロメロ退団後の次期キャプテン候補として、ファンデフェン、ペドロ・ポロ、マディソン、アーチー・グレイの名前を挙げたが、その中でも本命視されていたのはファンデフェンとマディソンだった。副キャプテンという現在の立場、イングランド人としてのファンへの発信力を踏まえれば、順当な後継者と見られていたはずだ。
しかし今回の負傷再発は、その計画に疑問符を投げかける。持続的な負傷歴を抱える選手にキャプテンマークを託すことは、シーズンを通じたチームの安定性という観点でリスクを伴う。デゼルビが「計画の変更を迫られる可能性がある」と報じられている点は、決して小さな話ではない。
この観点に立つと、ファンヘッケやファンデフェンといった、フィジカル面で信頼度の高い選手がキャプテン候補として浮上する余地はさらに広がる。マディソンの股関節の状態が今後どう推移するかが、9月開幕からのチーム運営、そしてリーダーシップ体制そのものを左右する重要な変数になりそうだ。

