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【契約】ファンデフェン、新契約合意間近──リバプールとユナイテッドの関心振り切る

【契約】ファンデフェン、新契約合意間近──リバプールとユナイテッドの関心振り切る

✔ ファンデフェン、新たな長期契約の合意が近いと判明
✔ 現行の推定週給は9万ポンド(非公式)、契約はまだ3年残っている
✔ リバプールやユナイテッドの関心を振り切っての残留へ

レポート

新契約は「合意間近」

スパーズは今夏すでに6人の新戦力を獲得し、総額2億3,700万ポンドを投じてクラブ史上最高額の補強を進めている。サンドロ・トナーリのニューカッスルからの1億ポンドでの加入もその一つだ。補強はストライカー陣にとどまらず、守備の再編にも及んでおり、ヤン・ポール・ファンヘッケがブライトンから5,200万ポンドで加入し、インテル・ミランへの移籍が有力視されるクリスティアン・ロメロの後継として位置づけられている。

ファンデフェンは新契約へ

そうした中、スパーズはミッキー・ファンデフェンの引き留めにも動いている。ファンヘッケは新加入のマルコス・セネシとスタメン争いを繰り広げる見通しだが、両者ともファンデフェンの座を脅かす存在にはなりにくいとみられている。有力な内部関係者は、このオランダ人センターバックについて「新たな長期契約の合意に近づいている」と伝えている。

リバプール・ユナイテッドの関心を振り切る

ファンデフェンの将来については、昨シーズンの降格圏争いを受けて今夏の移籍市場で憶測が広がっていた。契約はまだ3年残っているものの、リバプールとマンチェスター・ユナイテッドとの関連が報じられ、大型移籍による退団の可能性も取り沙汰されていた。現行契約の推定週給は9万ポンドとされる25歳のファンデフェンは、2023年8月にヴォルフスブルクから約4,300万ポンドで加入して以降、ノースロンドンで高い評価を得てきた。なお、新契約における給与条件については、現時点で具体的な報道はない。来シーズンの欧州カップ戦出場を目指すデゼルビ体制のもと、そのままスパーズでのキャリアを継続する公算が大きくなっている。

記事解説

今夏のスパーズは、大型補強に注目が集まりがちだが、主力選手の引き留めも同じくらい重要な意味を持つ。特筆すべきは、今回加入した2人のセンターバックとの比較だ。ヤン・ポール・ファンヘッケは26歳でブライトンから5,200万ポンド、マルコス・セネシは29歳でボーンマスとの契約満了に伴いフリーで加入している。一方のファンデフェンは25歳と3人の中で最も若く、2023年の加入時の移籍金(約4,300万ポンド)も、ファンヘッケの獲得額をやや下回る。それでも、この2人が加わってなおファンデフェンの正センターバックとしての序列が揺るがないと見られている点は、彼がすでにクラブにとって代替の効かない存在であることを裏付けている。

週給の水準を見ても興味深い構図が浮かぶ。ファンヘッケの週給はブライトン時代で5万ポンド程度とみられる。セネシもボーンマス時代は同じく5万ポンド程度だったが、ユナイテッド、チェルシー、リバプールという有力クラブとの争奪戦を経てスパーズ加入を決めた経緯を踏まえると、実際にはこの水準から相応に上積みされている可能性が高い。ファンデフェン自身の週給については契約延長前の時点で9万ポンドであるが、クラブの給与水準の改善方針からも3人ともに10万ポンドの大台に乗せていてもおかしくなく、ファンデフェンに至っては20万ポンドのクラブ最高給に相当する可能性もある。

降格圏争いという苦しいシーズンを経験した選手が、その直後の夏に複数のビッグクラブから関心を集めるというのは、それ自体が高い評価の証だ。それでも移籍を選ばず残留を選んだ背景には、デゼルビ体制のもとでのクラブの再建計画に対する信頼があるとみられる。仮に現行の待遇が後発組と比べて見劣りする水準だとすれば、それこそが今回の契約交渉で条件面の改善が焦点になっている理由とも考えられる。

今夏すでに大型補強を重ねてきたスパーズにとって、主力の残留を確定させることは、補強と同じくらい重要な”見えない補強”だ。攻守の柱を固めた上で、来シーズンの欧州カップ戦出場という目標に向けた土台がまた一つ整ったことになる。