レポート
ロマーノが金額を明確化
ファブリツィオ・ロマーノは、アトレティコ・マドリードがクリスティアン・ロメロ獲得へ向けた提示準備を進めていると明かした。
自身のXで「アトレティコ・マドリードは、次の売却(モリーナ、場合によってはルッジェーリ)後に提出する形で、クリスティアン・ロメロへのオファーを準備している。オファーはインテルの前回提案と同水準になる見通し。インテルはスパーズとの間で4,000万ユーロ規模のパッケージを合意していたが、選手個人との条件では何もまとまっていなかった。シメオネはクティを望んでいる、とMarcaが報じている」と投稿した。
この発言により、以前一部で報じられていたアトレティコのオファー額3,000万ユーロという低めの金額は、少なくともロマーノの見立てでは否定された形になる。
アトレティコの関心は今夏に始まったことではない
アトレティコのロメロへの関心は今夏に始まったものではなく、昨夏にも獲得を模索していた経緯がある。当時はスパーズが新契約締結によってロメロを北ロンドンに引き留めることに成功していた。しかし今回は状況が異なるとみられており、デゼルビ監督自身が「ロメロが新しいクラブを見つける手助けをすることに同意した」と明かしている。
レアル・マドリード、バルセロナも注視
インテル、アトレティコに加え、レアル・マドリードとバルセロナもロメロの動向を注視しているとされる。複数のビッグクラブが絡む展開になれば、スパーズにとってはオファー合戦による評価額の上振れも十分に見込める状況だ。
記事解説
今回のロマーノの発言は、これまで割れていた報道を整理する重要な材料になる。アトレティコが「インテル水準」で提示するとなれば、当初伝えられていた”割安”な提示額という見立ては修正が必要だ。前回の記事解説で「続報での金額の収斂に注目」と書いたが、まさにその通りの展開になったと言える。
ただし、金額面での歩み寄りが明らかになった一方、モリーナとルッジェーリの売却完了という前提条件はまだ満たされていない。アトレティコが正式にオファーを提出するまでには、なお時間がかかる可能性がある。
レアル・マドリードとバルセロナの名前が改めて挙がったことで、争奪戦は当初考えられていたよりも広がりを見せている。スパーズにとっては、複数の有力クラブが競合する状況を、評価額の吊り上げに利用できる好機とも言える。ロメロの去就は、今後数週間のうちに大きく動く可能性が高い。

