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【移籍】ロマーノ:ガクポ移籍、代理人と直接交渉入り──カギはリバプールのバルコラ獲得次第

【移籍】ロマーノ:ガクポ移籍、代理人と直接交渉入り──カギはリバプールのバルコラ獲得次第

✔ ロマーノ、スパーズとガクポ陣営の直接交渉入りを確認
✔ 交渉の行方はリバプールのバルコラ獲得の成否次第
✔ ガクポには契約が残り4年、評価額は7,200万ポンド

レポート

ロマーノが「直接交渉」を確認

ファブリツィオ・ロマーノは、スパーズによるコディ・ガクポへの関心について、進展を明かした。自身のXで「スパーズはコディ・ガクポの陣営と、今夏の移籍実現に向けた直接交渉に入っている。7月に明らかになった打診の後を受けての動きだ」と投稿した。

カギはリバプールのバルコラ獲得次第

リバプールは新たな左ウイングを探しており、パリ・サンジェルマンのブラッドリー・バルコラを追い続けている。ロマーノは続けて「交渉の行方はリバプール側の決断次第だ。7月時点では扉は閉ざされていたが、今は資金面のパッケージやバルコラ獲得の行方次第で状況が変わり得る」と説明した。ガクポの契約はリバプールとの間でまだ4年残っているが、シーズン開幕前にバルコラの加入が実現すれば、ガクポの退団につながる可能性があるという。

本人はまだ移籍の意思を示していない

ガクポは2023年1月にリバプール加入して以降、プレミアリーグとカラバオカップの優勝を経験している。昨シーズンは全コンペティションで52試合に出場し9ゴール6アシストを記録したが、シーズンを通して出来にムラがあり、アルネ・スロット監督のスタメンから外れる場面もあった。現時点で、ガクポ本人がリバプールを離れたいという意思を明確に示した様子はない。ただし、リバプールのバルコラへの関心が強まるにつれ、遠くない将来に退団を検討する可能性もあるとみられている。27歳のガクポは、このキャリアの段階でレギュラーとしての出場機会を求めているとされる。

評価額は7,200万ポンド

移籍金については、リバプールが7,200万ポンドを要求しているとの報道がある。ムラのあるシーズンを送った選手としては高額な部類だが、現在の移籍市場の相場観を反映した金額とも言える。PSV時代から評価されてきた通り、左ウイングでも、前線の中央でも起用できる汎用性の高さが強みだ。スパーズは同時にマンチェスター・シティのサヴィーニョにも関心を寄せており、両選手を同時に獲得する可能性も取り沙汰されている。今夏すでに6人の新戦力に2億3,700万ポンドを投じており、その筆頭がニューカッスルから1億ポンドで加入したサンドロ・トナーリだ。

記事解説

この動きの背景には、スパーズの交渉戦略が透けて見える。ガクポもサヴィーニョも、いずれも複数の攻撃的ポジションをこなせるウイング系のアタッカーであり、両クラブとも今夏、放出候補として名前が挙がっている選手だ。この2人を同時に天秤にかけることで、リバプールとマンチェスター・シティ双方に対し、移籍金面での譲歩や交渉の迅速化を促す狙いがあるとみられる。

これまでの報道は、サヴィーニョ一色だった時期が長く続いていた。ここへきてガクポの交渉進展が表に出てきたタイミングは、単なる偶然というより、**シティに対して「他の選択肢もある」という圧力をかける効果を狙った情報戦の一環**である可能性がある。移籍報道は当事者や代理人からのリークによって意図的にコントロールされることも珍しくなく、今回のタイミングもその文脈で読み解く余地がある。

興味深いのは、リバプールもシティも、共通して「代替の補強が先」という立場を取っている点だ。リバプールはバルコラの獲得次第、シティはガクポ陣営の交渉が示唆するように後継探しが絡んでいるとされ、いずれもスパーズに主導権を渡していない。結果として、スパーズは両クラブの都合に振り回される、やや受動的な立場に置かれている。

もっとも、現実的にはスパーズがガクポとサヴィーニョの両方を獲得する可能性は低いだろう。予算規模や戦術上のポジション需要を踏まえれば、最終的にはどちらか一方に絞られる公算が大きい。両クラブが動き出すまで様子見を続ければ、決断が遅れたクラブから先に交渉が進む”チキンレース”の様相を呈している。どちらが先に折れるか、今後しばらくの展開が焦点になる。