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【移籍】バログン、代理人経由でスパーズに売り込み──W杯で”英雄”となったモナコFW

【移籍】バログン、代理人経由でスパーズに売り込み──W杯で”英雄”となったモナコFW

✔ モナコFWバログン、代理人経由でスパーズに打診
✔ W杯でアメリカ代表をベスト16へ導いた”英雄”
✔ ジャクソンも同様に代理人経由で売り込まれていたと判明

レポート

クルピ撤退後、振り出しに戻ったストライカー探し

スパーズは今夏、最有力候補だったイーライ・ジュニア・クルピの獲得を断念する見通しとなっている。このフランス人FWが足の負傷を負い、3〜4ヶ月の離脱が見込まれるためだ。デゼルビ監督は先週、「バックアップの選択肢で妥協するのではなく、本命ターゲットとの交渉を優先する」と明言しており、スパーズの新9番探しは事実上振り出しに戻った形だ。これまでニコロ・トレソルディ、フィスニク・アスラニ、フェラン・トーレスが代替候補として取り沙汰されているが、今回新たに25歳の候補の名前が浮上した。

バログンが代理人経由で打診

The Sunによると、アメリカ代表としてW杯ベスト16進出に貢献し、現地で”英雄”的な扱いを受けたフォラリン・バログンが、代理人を通じてスパーズに売り込みをかけているという。アーセナルの下部組織出身で、15年間在籍したアーセナルを離れ2023年にモナコへ移籍した経歴を持つ。報道によれば、バログン本人の代理人がスパーズへ直接アプローチしており、「競争力のある移籍金」で獲得可能であることが、”真剣に検討する価値のある魅力的な選択肢”としてスパーズに伝えられているという。

ジャクソンも同様の売り込みだったと判明

The Sunは今回、ここ数日話題になっていたニコラス・ジャクソン(チェルシー)についても、バログンと同様に代理人経由でデゼルビ陣営に打診されていたことを明らかにした。仲介者らは、スパーズがストライカー獲得を熱望している事情を把握した上で売り込みをかけていたという。ただし、ジャクソンについてはすでにアラスデア・ゴールド記者が「スパーズの候補には入っていない」と否定している。

記事解説

今回の報道が示す構図は興味深い。バログンもジャクソンも、スパーズが積極的にスカウティングした結果というより、代理人・仲介者側から売り込まれた候補だという点が共通している。クルピの離脱でストライカー獲得の必要性が広く知られたことで、スパーズが”代理人たちの売り込み先”として注目される存在になっていることがうかがえる。

ただし、売り込まれた候補すべてが実現するわけではない。ジャクソンのケースがすでに否定されたように、”打診された”という事実と”クラブが本気で検討している”という事実の間には、大きな隔たりがある。バログンについても、現時点では代理人サイドの働きかけの段階にとどまっており、スパーズ側の反応は明らかになっていない。

それでも、バログンの経歴(アーセナル下部組織出身、W杯でのアメリカ代表としての活躍)を踏まえれば、単なる”数合わせ”の候補ではない。「競争力のある移籍金」という表現も、モナコが早期の売却に前向きである可能性を示唆しており、今後デゼルビ陣営がどう反応するか注目される。

見方を変えれば、この”代理人からの売り込みラッシュ”自体が、今夏のスパーズの立ち位置を物語っている。すでに2億3,000万ポンド超を投じ、複数の大型補強を成功させてきた実績は、移籍市場において「積極的に動く資金力のあるクラブ」という評判を確立しつつある。代理人たちが次々と候補を持ち込んでくるのは、単なる偶然ではなく、スパーズが今、売り込み先として魅力的な存在になっていることの裏返しだろう。積極投資がさらなる選択肢を引き寄せるという好循環が、今夏の補強戦略を後押ししている側面もありそうだ。