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【移籍】フィリップス、ミドルズブラ移籍が合意間近──ランクシャーに続く”2度目の襲撃”

【移籍】フィリップス、ミドルズブラ移籍が合意間近──ランクシャーに続く”2度目の襲撃”

✔ Sky Sports、フィリップスのミドルズブラ移籍を”合意間近”と確認
✔ 移籍金は1,200万ポンド規模、セルオン条項も交渉中
✔ スパーズでの公式戦出場はゼロのまま完全移籍へ

レポート

Sky Sportsが”合意間近”と発信

Sky Sportsは、スパーズDFアシュリー・フィリップスがミドルズブラへの移籍について合意間近で「ミドルズブラはスパーズとDFアシュリー・フィリップスを巡って合意間近の交渉を進めている」と報じられている。21歳のフィリップスは2023年、ブラックバーンから200万ポンドでスパーズへ加入した。詳細はまだ明らかになっていないが、スパーズはかなりの利益が見込める場合に限り放出に応じる方針だという。

移籍金は1,200万ポンド規模、セルオン条項も

複数の情報源によれば、移籍金は1,200万ポンド規模での完全移籍になる見通しだ。200万ポンドで獲得した選手だけに、実現すればスパーズにとって大きな利益となる。交渉ではスパーズ側がセルオン条項(将来の移籍時にその移籍金の一定割合を受け取る権利)の設定を求めているとされ、フィリップスが今後さらに成長した場合に備えたリスクヘッジを図っているとみられる。

ランクシャーに続く”2度目の襲撃”

ミドルズブラは今夏すでに、スパーズからFWウィル・ランクシャーを最大2,000万ポンドで獲得している。フィリップス獲得が実現すれば、同一夏に2人目のスパーズから引き抜く形になる。フィリップスは直近2シーズン、ストーク・シティへのローンで存在感を示しており、昨シーズンは全コンペティションで40試合に出場、3月のイプスウィッチ戦(3-3)ではキャプテンを務めた。それ以前にはプリマス・アーガイルへのローンも経験している。スパーズでは一度も公式戦に出場することなく、完全移籍での退団が濃厚となっている。

記事解説

この移籍は、スパーズの若手放出戦略の一貫性を裏付けるものだ。スパーズでの公式戦の出場経験が少ない若手選手であっても、下部リーグでの実戦経験を通じて評価額を積み上げ、然るべきタイミングで着実に利益を確定させるというアプローチが、ここでも踏襲されている。

200万ポンドで獲得した選手が1,200万ポンド規模で放出されるとすれば、単純計算で6倍近い利益になる。セルオン条項の追加交渉も、スパーズが将来的なアップサイドまで手放さない姿勢の表れであり、育成組織の運営がビジネスとして高度に洗練されつつあることを示している。

ミドルズブラにとっても、この動きは合理的だ。すでにランクシャー獲得で実績のあるスパーズのアカデミーから、勝手知ったる若手を連続して獲得することで、移籍市場でのリスクを抑えつつ即戦力候補を確保できる。今後、この”パイプライン”がさらに続く可能性も否定できない。