レポート
「移籍市場はまだ60%。次のボンバが来る」
デゼルビは「移籍市場はまだ60%。次のボンバ(=大型補強)が来る」と語り、サヴィーニョとは別に新たな攻撃補強が目前に迫っていることを明言した。スパーズは今夏すでに6名を獲得し、総額は約2億3,700万ポンドに達しているが、デゼルビは「まだ終わっていない」と強調し、7人目の補強が近いことを示した。
「欲しい選手がいる時、私はサメになる。ノーと言わせない」
デゼルビは自身の補強姿勢について「欲しい選手がいる時、私はサメになる。ノーと言わせない」と語り、ターゲットへの執着心を示した。今回の“ボンバ”は攻撃陣であり、ウイングまたはストライカーが対象となる。デゼルビは「交渉はまだ終わっていないが、早くまとまることを願っている」と述べ、最終調整段階にあることを示唆した。
サヴィーニョは高評価、ターゲットリストは3月に完成済み
スパーズがマンチェスター・シティのサヴィーニョに強い関心を持っていると報じている。サヴィーニョは今週、出場機会を求めてシティに退団希望を伝えた(トランスファーリクエスト提出)とされ、スパーズの補強リストでも上位に位置している。デゼルビはこのリストについて「スポーティングディレクターのランゲとの交渉段階で3月に作成した」と語り、補強計画が早期から準備されていたことを明かした。
「ウイング補強はサイドバックから逆算する」
デゼルビはウイング補強の基準について「ウイングはタイプが違う。ワイド型、内側に入る型、サイドバックと組む型などがある。まずは既存のサイドバックを基準に考える」と語り、ポロ、ウドギ、ロバートソン、スペンスという4名の特性を起点にウイングを選ぶ方針を示した。「ペドロ・ポロは世界最高の右サイドバックだ」と評価し、ウイング補強はサイドバックの特性を最大化するための戦略であることを強調した。
記事解説
今回のデゼルビの「次のボンバ(=大型補強)が来る」という発言は、ファンの期待を煽るためのものではなく、クラブ上層部への明確なプレッシャーとして機能している可能性が高い。今夏の補強は6名を早期にまとめる異例のスピードで進んでおり、スパーズでは過去に例を見ないほど順調な補強状況だが、デゼルビはその成果に満足する様子を一切見せず、攻撃陣の補強を急ぐように上層部へ強い要求を突きつけている。
もともとデゼルビは、クラブの状況や他部署の努力に配慮して譲歩するタイプではなく、自らの要求を強く押し通す「傲慢さ」を見せることで知られた監督である。今回の記事でも「欲しい選手がいる時、私はサメになる。ノーと言わせない」と語り、他のポジションの補強が順調だからといって妥協する姿勢は一切示していない。さらに「ターゲットリストは3月に作成した」と明言したことで、「自分が残留を決めたのだから、クラブは補強を進めて当然」という含意を付け加えており、上層部に対して“約束の履行”を求める強い圧力となっている。
スパーズは今夏、金銭面ではすでに大きな負担を背負っており、オーナー陣と上層部は十分に奮闘している。しかし、攻撃陣の補強だけが停滞している現状に対して、デゼルビは「移籍市場はまだ60%」と繰り返し強調し、残り40%の中核が“アタッカーの獲得”であることを明確に示した。これは、クラブの財務努力とは別の問題として、攻撃陣の補強が遅れている点を強く指摘する発言であり、上層部に対する圧力がどのように作用するかは注意深く見守る必要がある。

